使用された製品
建築家
Rudi Ricciotti (リュディ・リチオッティ)
概要
ロケーション : フランス・マルセイユ
この美術館は、フランスで最も壮観な場所のひとつであり、世界で最も訪問された美術館ベスト50のひとつです。
この建設には、総量1,100立方メートルのコンクリート(既製コンクリートスラブ形状)と、250立方メートルの現場打ちコンクリートが使用されています。着色コンクリートを使い、独自性を発揮したこの建物の「第3回カラーコンクリート・ワークス・アワード」の最優秀賞にも選ばれています。
コンセプト
リチオッティ氏はこのプロジェクトで使用する建造物の素材として、敢えて黒いコンクリートを選択しました。超高強度コンクリートが使用されたこの建造物は、非常に優れた技術により、空気のような軽やかさと高い耐久性を融合の実現を示しています。
リチオッティ氏は、自身が手掛ける建造物は、周囲から目立ち過ぎず、かつ、人目を惹くものというコンセプトの下、見た目や表面のテクスチャを、高湿度で塩気を含む海風を受ける環境下でも、美しく持続させるという点も重視しました。
このようなロケーションにおいて、ファサードコーティングの耐久性では不十分です。そこで、着目されたのがランクセスの「バイフェロックス330」および「バイフェロックス318」顔料です。これらの製品は、着色持続性に優れ、耐候性が高いことから、少なくとも100年と想定されるコンクリートの使用期間に特に適していたのです。