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2022-11-15

ランクセス、2022年度第3四半期の業績は好調

  • 売上高は、前年同期比38.2%増の21億8,500万ユーロ
  • 全部門で売り上げが増加、特にコンシューマープロテクション部門が好調
  • 特別項目を除くEBITDAは、前年同期比4.8%増の2億4,000万ユーロ
  • 原材料及びエネルギーコストの増加に成功裏に対応
  • 2022年度通期の業績見通しを更新:特別項目を除くEBITDAの予測値は、9億ユーロから9億5,000万ユーロ

 

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、2022年度第3四半期の業績を発表しました。エネルギーと原材料のコスト増加が続く厳しい環境下において、ランクセスの2022年度第3四半期の業績は好調でした。売上高は、前年同期比38.2%の顕著な増加を見せ、218,500万ユーロとなりました(前年同期:158,100ユーロ)。特別項目を除くEBITDAは前年同期比4.8%増の24,000万ユーロとなりました(前年同期:22,900万ユーロ)。

 

スペシャリティアディティブス部門に加え、近年ランクセスが戦略的に強化してきたコンシューマープロテクション部門での増加が特に顕著でした。202271日付で米国企業インターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)社から買収したマイクロビアルコントロール(微生物制御)事業が早くも業績に大きく寄与し、2021年に買収したエメラルド・カラマ・ケミカル社の事業と共に部門の利益増に貢献しました。ランクセスは、販売価格の改定により、さらに増加したエネルギーと原材料コストに対応しました。為替レートも全部門の利益に好影響を及ぼしましたが、建設業界等、一部の顧客産業からの需要が低迷しました。第3四半期の特別項目を除くEBITDAマージンは11.0%に減少しました(前年同期:14.5%)。

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは次のように述べています。「好調な業績は、ランクセスの戦略の方向性が正しいことを示しています。激動の時代にあって、景気の変動に影響されにくい特殊化学品に注力することで、当社の業績は以前にも増して安定しています。当社は、年度半ばにIFF社からマイクロビアルコントロール(微生物制御)事業を買収し、コンシューマープロテクション部門を再度強化しましたが、この事業は、すでに同四半期に利益をもたらしています。しかしながら、すでにいくつかの分野においては需要の衰えと共に、全体的な販売量の減少もみられます。第4四半期においては、エネルギー価格のさらなる上昇、景気後退の脅威による逆風が強まることが予測されます」

 

ランクセスは2022年度通年の業績見通しを更新しました。グループの純利益は9億ユーロから95,000万ユーロと、前年度の81,500万ユーロ(調整後)を大幅に上回る見込みです。以前の発表では、グループの特別項目を除くEBITDA9億ユーロから10億ユーロと見込んでおり、予測値内となる見通しが示されました。

 

3四半期の継続事業による純利益は、8,400万ユーロとなりました(前年同期:4,000万ユーロ)。

 

部門別業績:販売価格の引き上げにより売上高が増加

アドバンスト中間体部門では、原材料の価格上昇に対応して販売価格を引き上げたことにより、2022年度第3四半期の売上高が増加しました。売上高は前年同期比30.5%増の64,200万ユーロとなりました(前年同期:49,200万ユーロ)。為替レートの変動も売上高に好影響を与えました。特別項目を除くEBITDAは前年同期比18.8%減の6,500万ユーロとなりました(前年同期:8,000万ユーロ)。グループ全体としては、原材料価格の高騰に対して販売価格の引き上げにより対処しましたが、特にドイツにおいては、大幅に上昇したエネルギー価格に十分に対処することができませんでした。さらに、需要の低迷により販売量が減少したことや運送コストの上昇が利益に悪影響を与えました。特別項目を除くEBITDAマージンは10.1%に減少しました(前年同期:16.3%)。

 

スペシャリティアディティブス部門では、原材料とエネルギーのコスト上昇に対応して十分な販売価格の引き上げを行ったことが、好業績に貢献しました。為替レートの変動も好影響を与えましたが、好調な前年に比べ、販売量はやや減少しました。2022年度第3四半期の売上高は前年同期比30.9%増の79,200万ユーロとなりました(前年同期;6500万ユーロ)。特別項目を除くEBITDAは、前年同期比18.6%増の12,100万ユーロとなりました(前年同期:1200万ユーロ)。特別項目を除くEBITDAマージンは15.3%でした(前年同期:16.9%)。

 

コンシューマープロテクション部門の売上高と利益は、2022年度第3四半期、特に好調に増加しました。新しく買収したIFF社のマイクロビアルコントロール(微生物制御)事業およびエメラルド・カラマ・ケミカル社の事業が、この部門の業績に大いに貢献しました。売上高は、前年同期比60.7%増の66,200万ユーロとなりました(前年同期:41,200万ユーロ)。特別項目を除くEBITDAは前年同期比66.7%増の11,000万ユーロとなりました(前年同期:6,600万ユーロ)。特別項目を除くEBITDAマージンは16.6%に達しました(前年同期:16.0%)。

 

2022年度第3四半期 主要データ(単位:100万ユーロ)

 

 

 
 

2021年度第3四半期

 
 

2022年度第3四半期

 
 

変動率(%

 
 

2021年度1-9

 
 

2022年度1-9

 
 

変動率(%

 
 

売上高

 
 

1,581

 
 

2,185

 
 

38.2

 
 

4,422

 
 

6,115

 
 

38.3

 
 

特別項目を除いたEBITDA

 
 

229

 
 

240

 
 

4.8

 
 

643

 
 

755

 
 

17.4

 
 

特別項目を除いたEBITDAマージン%

 
 

14.5%

 
 

11.0%

 
 

 

 
 

14.5%

 
 

12.3%

 
 

 

 
 

純利益

 
 

74

 
 

80

 
 

8.1

 
 

238

 
 

271

 
 

13.9

 
 

継続事業

 
 

40

 
 

84

 
 

>100

 
 

123

 
 

198

 
 

61.1

 
 

非継続事業

 
 

34

 
 

-4

 
 

<-100

 
 

115

 
 

73

 
 

-36.5

 

 

#            #            #

 

これは、ドイツ・ケルンで119日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。