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持続可能な開発目標(SDGs)

我々の世界を変革する ― 持続可能な開発のための2030アジェンダ

2015年9月25日に行われた国連持続可能な開発サミットでは、193ヵ国が持続可能な開発目標(SDGs)を含む、新たな持続可能な開発のための2030アジェンダを採択しました。17の持続可能な開発目標は、貧困、飢餓、不平等に終止符を打ち、気候変動や環境に対策を講じ、医療や教育へのアクセスを改善し、さらには強固な制度やパートナーシップを構築することを目標としています。こうした目標の設定により、国際社会は世界的な経済成長と社会的公正を促進すると同時に、地球の生態学的限界を認識しようとしています。

持続的な目標を追求する化学産業
 

目標を達成するためには、政府機関だけでなく、すべての社会機関による貢献が必要です。数十年前、化学産業は持続可能な開発目標を目指すことを明言した最初の業界分野の1つです。それ以来、持続可能な行動の必要性や、それに関連する機会への意識が高まり、業界や国の境界を越えて展開されています。ランクセスも、すべての目標に対して幅広く取り組み、貢献しています。下記アイコンをクリックしていただきますと、それぞれの目標に対する私たちの取り組みについてご覧いただけます。

 

目標1への取り組み

適正な給与、社会保険、納税は、貧困削減、成長、雇用創出に貢献します。


適正な給与は、各従業員のモチベーションを高めるだけでなく、安定した生活基盤を形成します。ランクセスは、ドイツ、米国、または中国やインドといった新興市場に関わらず、世界中すべての拠点において、正規の労働時間ににおける、最低賃金以上の適正かつ公平な給与を保証しています。

また、世界的な貧困との闘いにも尽力します。ランクセスグループは従業員とともに、人々が困窮する地域において責任を担っています。例えば、2015年にネパールで発生した大地震の後、インドの従業員は、インド拠点の従業員たちは、1日の賃金を救済資金として寄付しました。ここの素晴らしい取り組みのおかげで、ランクセスは、予定していた120万ルピー(約15,000ユーロ)の約2倍の額を被災者支援と復興のために寄付することができました。

目標2への取り組み

飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する。

 

現在、地球には76億人の人々が住んでいます。国連によると、その数は予測を上回るペースで増加し続けており、2050年には、およそ98億人に達すると考えられています。そのすべての人が健康的でバランスのとれた栄養を十分に摂取できる必要があり、これは農業分野における大きな課題です。さらに、代替エネルギー源に対する需要は増大しており、世界の食習慣が変化しています。その一方で、進行する気候変動と工業化により、土地の有効面積が減少する恐れがあるのです。

 

長年の経験と専門知識を有するランクセスは、近代農業の生産性と持続可能性の向上にも貢献しています。例えば、オーダーメイドの作物保護製品の提供を通じて、収穫の損失を防ぐだけでなく、より効果的な管理や資源の節約を可能にしています。さらに、世界をリードする消毒剤の1つであるビルコンSは、動物疾病の予防・抑制に有効であると世界的に認められており、鳥類対策に最適な消毒剤として使用されています。

目標3への取り組み

人々の幸せと健康的な生活は、ランクセス製品の製造と使用における重要な課題です。

 

ランクセスは従業員に対しても、健康的で活動的なライフスタイルを推進しています。労働衛生管理は、全ての従業員の健康に対する意識の向上、責任ある行動や健康的な行動への動機づけを基本としています。これには、職場での健康プログラムや日常の健康管理、環境保護、化学物質の取り扱い、工場運営の安全性、職場での安全対策、自社製品の安全対策が含まれます。
 
コロナウイルスを素早く不活性化させる「Rely+On ビルコン」
 

ランクセス製品は、疾病予防においても重要な役割を果たしています。
Rely+On ビルコンは、現在蔓延しているコロナウイルスの近縁種を不活性化させることが、独立機関による試験で証明されました。これらの試験結果から、Rely+OnビルコンはSARS-CoV-2にも有効であると結論づけられています。
 
Rely+On ビルコンは希釈し、硬い表面や機器にスプレーして使用します。そのため、医療機関、公共交通機関のターミナル、空港、ショッピングモールなどでの消毒の際、ドアハンドルやテーブル、椅子などの表面に触れる必要がなく、接触による感染や汚染のリスクを軽減することができます。Rely+On ビルコンの詳細については、coronavirus.lanxess.com(英語)をご覧ください。

もう一つの例は、マラリア、デング熱、ジカウイルスなどのウィルスを媒介する蚊などの虫から保護するための虫除け剤に含まれる有効成分サルチジン(イカリジン)です。サルチジンを使用した虫除け剤は、肌に塗ることで、人間の臭いを閉じ込めるので、蚊やダニなどの虫を寄せつけません。無臭で、皮膚への刺激、過敏性がないことが特徴で、人体への十分な安全性が認められています。その安全性の高さから、世界保健機構(WHO)により、マラリア、デング熱、ジカウイルス、チクングンヤ熱の感染予防としての使用が推薦されています。

目標4への取り組み

会社と未来を守るため、そして社会的責任の一環として、若い人材の育成は、私たちにとって常に重要なことです

 

職業訓練は、社内の優秀な人材を育成するための基本です。継続的なトレーニングや資格の取得は、従業員と会社だけでなく、社会全体にも利益をもたらします。

ランクセスは教育に対する取り組みを積極的に行っており、世界の製造拠点の子供や若者たちを支援しています。例えば、ドイツの約270の小学校では、若い研究者たちの好奇心を喚起させるよう、ランクセスが特別にデザインし提供した科学実験キットが使用されています。そして、ワークショップや実験教室を開催し、子供たちに化学を学ぶきっかけを与え、さらには世界中の理数系(STEM)の学生たちに奨学金を提供しています。

また、ランクセスは非営利組織「Teach for India」の主要スポンサーの一社として献身的に支援しています。このNPO組織は貧困などにより十分な教育を受けれなかった生徒を支援し、職業的成功を開拓できるよう、才能を育成しています。
 
米国のエルドラド拠点近郊で、ランクセスが支援している取り組みでは、生徒たちに魅力的な科学の世界を知ってもらうための、独自の取り組みが行われています。また、ランクセスが何年にもわたり積極的に支援を続けている南アフリカでは、最近、ニューキャッスルの精神・身体障害のある子供たちの学校の教室を改装しました。

日本での教育支援

日本では、アジアの若い音楽家の育成を目指すNPO法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」の設立支援及びアカデミー生の活動支援を行う他、東北復興支援の一環として、夏の教育プログラムが不足する東北地方で、有志で集まった従業員による化学実験教室を毎年開催しています。

目標5への取り組み

ランクセスは、平等かつ多様性が尊重される社会の一部であり、こうした社会の創生に積極的に関与しています。

 

例えば、雇用機会の平等を促進するため、ランクセスは「ダイバーシティ・アンド・インクルージョン(多様性の受容)」に対する取り組みを開始しました。これは、ランクセスの多様性をさらに促進し、そのポジティブな効果を会社の発展のために活かそうというもので、従業員の国際的な雇用が、重要な役割を果たしています。柔軟な労働時間、時間短縮勤務制度や在宅勤務モデル、社内託児施設の整備によって、家庭とキャリアの両立を保つことができるよう支援しています。家庭とキャリアの両立ができるようサポートしています。ヨーロッパ以外の拠点でも、それぞれの国に合った育児休暇制度(国際基準以上)の導入または拡大に力を入れています。2019年度末の時点で、上級管理職における女性の割合は20.9%、中間管理職では25.1%となっています。

また、化学産業がもはや男性社会ではないということを、新入社員や若年層に示すため、女性も楽しく参加できる「ガールズ・デイ」プログラムを実施しています。

目標6への取り組み

水は重要で不可欠なものです。ランクセスは様々なレベルでこの貴重な資源の保護に貢献しています。

 

化学会社であるランクセスは、製造において水を欠かすことができません。この最も貴重な資源を使用することに対する私たちの責任が、工場内だけで完結できるものではないことは強く認識しています。水の確保と水質については、私たち企業が地域のために取り組むべきグローバルな課題です。ランクセスは、世界自然保護基金(WWF)のウォーター・リスク・マップを使用して、すべてのランクセスの拠点で水ストレス分析を行いました。生産関連のリスク評価は、目標と対策を立てるうえでの基礎となります。
 
ランクセスは、水処理製品の世界的なリーディングサプライヤーでもあります。イオン交換樹脂レバチット®は、水の脱灰過程で硬いカルシウムイオンを、軟らかいナトリウムイオンへと安全に置き換えます。

目標7への取り組み

エネルギー効率は、パリ協定の目標と持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための必須条件です。

 

ランクセスは、常に、エネルギー効率の高いソリューションの開拓に取り組んでいます。エネルギー効率ネットワークの構築は、それを達成するための非常に効果的な方法です。エネルギー効率ネットワークとは、8〜15社の企業で構成され、エネルギー効率を高める機会を共同で特定していくものです。この分析に基づき、各企業およびネットワーク全体で、活動期間中の効率化目標を設定します。これらのネットワークにより、ドイツ国内だけでも、一次エネルギーを75 PJ(ペタジュール)節約し、温室効果ガスを500万トン削減することができます。


熱と蒸気の力を借りて電気を発生させる太陽熱発電所(CSP)のオペレーターではパラボラ・トラフ型の発電システムにが主流となっており、熱安定性と耐久性に優れたランクセスの熱伝導媒体Diphylが評価されています。例えば、スペインのアンダルシアにあるアレナレス(Arenales)電力発電所では、約2,200トンのDiphyl®が循環する吸収管に、放物面鏡で太陽光が集められます。熱交換器で加熱されたDiphylは、蒸気を発生させるために使用されます。そして、蒸気タービンを介して、スペインのおよそ5万世帯に、環境に優しい電力を供給しています。

目標8への取り組み

すべての人に、持続的かつ包摂的で、持続可能な経済成長と雇用、働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)を推進する

 

化学産業の持続可能性のためには、自社のオペレーションとサプライチェーン全体における、ディーセント・ワークの条件に一層の責任を持つことが重要となります。

 

ランクセスは、この責任に対する取り組みを様々なパートナーシップやメンバーシップを通して表明しています。責任ある企業統治に関する世界最大規模のイニシアチブである国連グローバル・コンパクトへの加盟は、その一例です。国際労働機関の労働基準順守に努め、すべての市場において、確実に人権が尊重されるよう努めています。さらに、私たちはすべてのマーケットにおいて常に人権が尊重されることを約束しています。ランクセスにとって、従業員の健康と安全は最優先事項であり、そのことは、休業災害率*が着実に減少していることからも実証されています。

*全拠点の全従業員における100万労働時間あたりの休業災害(事故)発生数

目標9への取り組み

微細でありながら非常に強力な特殊添加剤は、今や産業のあらゆる分野において、欠かせない存在となっています。

 

例えば、建築業界では、難燃性添加物が建造物での火災の発生を抑え、インフラを守っています。

 

ランクセスは米国の化学会社ケムチュラ(Chemtura)社の買収により、難燃剤分野における世界有数のサプライヤーの1つとなりました。難燃剤「Firemaster®」および「エメラルド・イノベーション®」は、エネルギー効率の良い建築を目指す業界のトレンドを後押ししています。断熱材に加える添加剤として、これらの製品は非常に効果的で、火災による破壊力に対し持続的に保護する力を発揮します。

目標10への取り組み

近年、戦争や政治的迫害を逃れ、何十万もの人々がドイツ国内に逃れてきています。

 

近年、戦争や政治的迫害を逃れて、何十万人もの人々がドイツに逃れてきています。ランクセスと従業員たちは、難民を支援し不平等をなくそうと尽力しています。

ランクセスグループは、保護を求める人たちがより良い未来を開拓できるよう、各事業拠点で選定したプロジェクトに計40万ユーロを提供しています。その支援の一例として、クレフェルトでは、中古のキャンピングカーを難民独身女性のための移動式カウンセリングセンターに改造しました。また、レバークーゼンでは、年齢や学歴にかかわらず、あらゆる人がドイツ語を自主的に学べるシステム「Com-Box」に出資しています。財政的支援に加え、既存の慈善援助組織に参加しているランクセスの従業員は、現地でのボランティア活動のために、最長8日間の有給休暇をとることができます。

目標11への取り組み

都市は、アイデア、創造、商業、科学、文化の中心地です。

世界中の著名な建築家たちは、住みやすく、持続可能な街作りを目指しています。

都市デザインにおいて、ランクセス製品が支援するトレンドの一つに、コンクリートの着色があります。ランクセスの酸化鉄顔料は、建築物、橋、広場、道路などを着色するだけでなく、長期的な摩耗や風化から保護する役割を果たしています。

目標12への取り組み

ランクセスは、生産における資源効率とエネルギー効率の向上を支援するとともに、化学物質と廃棄物をライフサイクル全体にわたって環境面に配慮した管理をおこなっています。

 

化学産業は、何十年もの間、原材料やエネルギーの使用に伴うコストの改善、環境や気候への影響など、複雑な生産システムの最適化に取り組んできました。これまでの「調達-製造-消費-廃棄」のリニア(直線)型経済システムから循環型に移行するためには、これまでのプロセスを見直さなければなりません。化学分野のリーディングカンパニーとして、ランクセスは、サーキュラーエコノミー(循環経済)を単なるリサイクルではなく、持続可能でカーボンニュートラルな社会に向けて、価値創造システム全体を変革することだと捉えています。そしてそれは、ランクセスがパートナーと協力して、イノベーションとサーキュラー・ソリューションを探求する主要な取り組みの1つです。 

 

サーキュラーエコノミーへの取り組み

 

私たちはISCC(国際持続可能性カーボン認証)イニシアチブ参加しています。この協会の目的は、原材料からOEMやブランド所有者にいたるまでのバリューチェーン全体をカバーする、持続可能性基準のグローバル展開とさらなる開発です。さらに、WBCSD(持続可能な開発のための世界経済人会議)の「ファクター10」イニシアチブへの参加は、サーキュラーエコノミーの達成を後押ししています。これを達成するには、材料の環境効率を10倍以上向上させる必要があります。この洞察により、持続可能な開発のためのWBCSDの「Factor10」イニシアチブが開始され、15以上の国と業界から30以上の企業が参加しています。Factor10は、循環型への転換を可能にするメトリック、ツール、および新しい洞察を作り出します。 


ランクセスはパートナーと協力して、ケミカルリサイクリングの革新的な方法を研究しています。その1つが「ポリスチレン・ループ」プロジェクトです。この革新的なプロセスにより、使用済みの難燃性ポリスチレン系断熱パネルも完全にリサイクルすることができます。ポリマーからスチレンを取り出し、さらに難燃剤に含まれる臭素も回収されます。再生ポリマーの品質は元の材料と同等です。また、回収された臭素は持続可能な難燃剤の生産に再利用することができます。 ランクセスの子会社であるボンドラミネーツ社(Bond-Laminates)は、再生繊維で構成される新しい繊維強化複合シート「テペックス(Tepex®)」が埋め込まれた、熱可塑性プラスチックの新製品を開発しました。この半製品の半分は、再利用可能なポリカーボネート製ウォーターボトルを再処理したリサイクル品から構成されています。曲げ強度と剛性の値は、すでに市場に出ている新製品の値と同等か、それを上回っています。

>> サーキュラーエコノミーへの取り組みの詳細はこちら

目標13への取り組み

ランクセスは気候保護に真摯に取り組んでいます。パリ協定で掲げられた目標達成に向け、独自の目標を策定し、気候保護への取り組みを明言しています。

 

ランクセスは野心的な気候目標を設定しました。

 

ランクセスは2040年までにクライメイト・ニュートラル(気候中立)を実現したいと考えています。これを達成するため、私たちは明確な戦略を立て、主要プロジェクトを始動させました。この新たな目標に向けて、これまでの実績により裏付けられた効果的な気候保護のコミットメントに基づき、戦略を推進しています。

 

パリ協定では、人間や環境への悪影響を軽減するため、世界の平均気温の上昇を2℃未満に抑える目標が掲げられました。行動を起こすのが早ければ早いほど、問題解決への時間的な猶予が与えられます。そのため、ランクセスはこの気候保護の目標にいち早く取り組み、その責任を真摯に受け止めています。2004年の設立以来、ランクセスは自社の温室効果ガス排出量を約650万トンから約320万トン(共にCO2換算)へと半減させています。そして今、次のステップへとして、2030年までに、現在よりも50%削減し、約160万トンのCO2を排出することを目標としています。それは、最終的な目標である2040年までにクライメイト・ニュートラル(気候中立)を実現するという目標の達成へとつながっていきます。

 

ランクセスにおけるクライメートニュートラルとは

  • 自社施設からの排出量を大幅に削減
  • 極めて低排出なエネルギーまたは気候変動に影響を与えないエネルギーのみ購入
  • 2040年までに排出量を320万トンから30万トン未満に削減
  • 残りの排出分は、代替措置により相殺

 
>> クライメイト・ニュートラルへの取り組みの詳細はこちら

 

 

目標14への取り組み

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

 

大気中の50〜80%の酸素は海洋プランクトンの光合成によって生成されています。また、大量の熱を吸収することができる世界の海洋のおかげで、地球は今日の大きな気温変動に何とか対応できています。海流は、すべての大陸の気候を保っているのです。
 
ランクセスは、Operation Clean Sweep(PCS)の一環として、「ノーペレットロス(No Pellets Loss)」"プロジェクトを立ち上げるなど、海洋と海岸の保護に努めています。欧州のプラスチックメーカーの業界団体であるPlastics Europeと協力して行うこのプロジェクトは、プラスチック顆粒の責任ある取り扱いを促進することを目的としています。プラスチック顆粒は、バリューチェーンの様々な過程で不注意によって海洋中に放出され、望ましくない結果をもたらす恐れがあります。こうした事態を避けるため、ランクセスは社内で「ノーペレットロス」を推進し、どんなに微量であっても、プラスチックペレットの海洋への漏出がなるよう努めています。

目標15への取り組み

建築資材として人気のある木材は、頑丈さ、安定性、軽量、多用途、そして見た目の美しさも備えています。

 

一方で、木材は太陽光や雨、熱や寒さといった天候による影響や、菌類、虫から保護しなければならない天然資材です。ランクセスは、そういった木材保護の用途向けに、その耐久性と品質に定評のある木材保存剤(有効成分)を提供しています。産業用圧力容器を使用して、木材に損傷を与える生物に対し、活性物質を木材の深部にまで注入すると、絶滅寸前のレベルにある熱帯森林に耐久性をもたらします。ランクセスの防カビ剤「プリベントール」は、木材のコーティング、分散塗料、漆喰やプラスターを損傷・変色させる有害な生物から保護します。カーポートやテラス、ガーデンフェンスなどが自然の美しさを保ったまま長期間使用できれば、天然資源である木材の消費量は抑えられるのです。

目標16への取り組み

企業の責任ある行動は、持続可能な開発の基本です。

 

企業の責任ある行動は、持続可能な開発の基本です。ランクセスでは、世界中のすべての事業活動において、責任ある行動をとることが義務付けられ、「ランクセスの誠実さとコンプライアンスに関する規定(Code for integrity and compliance at LANXESS)」に記載されており、価値基準に基づいた企業文化に具現化されています。この規定には腐敗防止、社会的責任、安全性および環境保護に加え、その他の指針やコンプライアンスといった項目が盛り込まれ、定期的な社内外審査を受けています。また、企業価値を従業員に定着させ、すべてのレベルにおける持続可能な開発を実現させるため、こ展示会、ワークショップ、交流イベント、授賞式、産業シアターなどを企画しています。

税金は、政治と社会構造を維持するための財源となります。税法の制定と施行は国の仕事ですが、企業とその従業員も納税者として重要な役割を担っています。安定的かつ機能的な社会における持続可能なビジネスのために、責任ある税務管理は不可欠な要素です。ランクセスは、納税義務を果たすことが、機能的な社会の実現と継続へのコミットメントであると考えています。

目標17への取り組み

グローバルな課題は、地理的またはテーマによる境界があるわけではなく、互いに協力と理解がなければ解決できません。

ランクセスはエコロジーと事業を調和させるため、様々な関係機関との徹底した対話や、関連するテーマについて率直かつ建設的な議論を続けています。

顧客、従業員、資本市場の代表者、サプライヤー、ランクセスグループ拠点の近隣の住民、そして政府機関や非政府組織(NGO)は、とても大切なパートナーです。私たちは、国連グローバル・コンパクトをはじめとする実績のある世界的ネットワークに参加し、持続可能な開発に関する専門知識を蓄積しています。さらには、関係者をに招待し、定期的に討論会を開催しております。

2020年1月、LANXESSは持続可能な開発のための世界経済人会議(WBCSD)に参加しました。WBCSDは、企業の取締役会が主導するグローバル組織で、より持続可能な世界に向け、変化を加速させることを目的としています。ネットワークの中核となるのは、気候やエネルギー、環境サービスなどに関する6つのワークプログラムで、国連の「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成を目指しています。WBCSDのメンバー企業約200社の従業員数は1,900万人、売上高は8兆5,000億米ドルにのぼります。

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