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2014-08-08

ランクセス、2014年度第2四半期業績を発表

~ 事業再構築およびビジネスユニットの統合に着手 ~

  • 3段階の事業再構築プログラムを決定
  • 現行の14ビジネスユニットから10ビジネスユニット体制へ
  • 管理部門の統合
  • 従業員代表と協議を開始
  • 経営委員会メンバーが新たな責任者を任命
  • 2014年11月6日に「Media and Capital Markets Day」を開催
  • 2014年度第2四半期の連結売上高: 約20億ユーロ(前年同期比:5.7%減)
  • 第2四半期の特別項目調整前EBITDA: 2 億 3,900 万ユーロ(前年同期比:20.7%増)
  • 第2四半期の純利益: 5,500万ユーロに増加
  • 2014年度通年の業績予測範囲を絞る: 特別項目調整前EBITDAは7億8,000万ユーロから8億2,000万ユーロ

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、2014年度第2四半期の業績を発表しました。ランクセスは現在、組織的に事業再構築を進めています。「Let’s LANXESS again」をテーマに、下記の3分野から構成される3段階プログラムが決定されました。

 

 

  • 事業部および管理部門の組織再構築による競争力強化
  • 製造部門での市場の要請とシナジーを重視した競争力強化
  • 事業ポートフォリオの競争力強化

 

 

2014年7月24日に経営委員会メンバー主導で開始したグループ全体の事業再編プログラムは、初めに、「事業部および管理部門の組織再構築による競争力強化」分野に焦点をあてています。他の2段階の準備もすでに進行しています。

 

2015年1月1日付けで、ランクセスのいくつかのビジネスユニットを統合し、現行の14ビジネスユニットから10ビジネスユニット体制となります。加えて、機能横断型の人員削減と特定分野の活動の統合によって、グローバルの管理部門の効率化を図ります。各従業員代表は、この一連の作業に関わります。このより効率的な組織構造は、ランクセスの市場および顧客重視の体制を強化し、コスト削減を実現することになります。また、ランクセスはあらゆるコストの削減を図っていきます。

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「ランクセスは、過去数ヶ月間、全力を挙げて事業再構築のための土台作りに取り組んでまいりました。ランクセスが、チームとして、このプログラムを組織的に実施することで、ランクセスの競争力の大幅な向上を図ります。私たちは実施過程に関して従業員代表と話し合いを始めており、早急に建設的な合意に至ることを期待しています」

 

ランクセスは、2014年11月6日に開催される「Media and Capital Markets Day」において事業再編のさらなる詳細を発表する予定です。

 

より一層効率的なビジネスユニット体制

ランクセスは、ブチルラバー(BTR)ビジネスユニットとパフォーマンスブタジエンラバーズ(PBR)ビジネスユニットを新たに「Tire & Specialty Rubbers(TSR)ビジネスユニット」として統合します。これは、既存の市場における顧客とリージョナル組織の重複、さらには新興経済国における補完性を考慮したものです。ジョルジュ・ノゲイラがこの新ビジネスユニットの責任者を務めます。

 

さらに、ハイパフォーマンスエラストマーズ(HPE)ビジネスユニットとケルタンエラストマーズ(KEL)ビジネスユニットを「ハイパフォーマンスエラストマーズ(HPE)ビジネスユニット」として再統合します。これも主に顧客構造の重複を考慮したものです。ジャンポール・ドゥフリースがこの新ビジネスユニットの責任者を務めます。

 

ゴム薬品(RUC)ビジネスユニットの特殊化学品ライン、機能性化学品(FCC)ビジネスユニット、ラインケミー(RCH)ビジネスユニットは、新たに「Rhein Chemie Additives (ADD)ビジネスユニット」として統合します。添加剤事業を統合することで、新たな市場を開拓し、新規顧客の獲得に繋がります。この新ビジネスユニットの責任者はアンノ・ブロコウスキーが務めます。

 

2013年9月の発表通り、ランクセスは、RUCビジネスユニットの抗酸化物質および促進剤ビジネスラインについて複数の戦略的選択肢を検討しています。また、ランクセスは、これらの製品ラインを統合し、アドバンスト工業化学品ビジネスユニット(AII)に組み込むことも検討しています。この決定は、遅くとも2014年度第3四半期末までに行われます。

 

管理部門のスリム化

管理部門のAliseca(ASC)、労働・環境・安全(IEA)、イノベーション(INN)は、新しく設置される「製品・テクノロジー・安全・環境(PTSE)」部門に統合します。パー・スィングがこの新部門の責任者となります。今後、一部の維持管理業務は各ビジネスユニットに委ね、情報フローを合理化することにより効率性を向上します。

 

さらに、内部監査(IA)とコーポレートセキュリティユニットは、法務(LIP)に統合し、新部門「リーガル&コンプライアンス(LEX)」となり、ヨッヘン・シュロアが責任者を務めます。

 

クラウス・ツェムケ氏(現在、ドイツ・ディッツィンゲンを拠点にする工作機械メーカー、TRUMPF GmbH+Co KG のコーポレートコミュニケーションズの責任者)は、ランクセスのコーポレートコミュニケーションズ(COM)の責任者として2015年1月1日までに就任します。

 

事業再編の一環としてさらなる取り組みに着手

第2段階である「製造部門での市場の要請とシナジーを重視した競争力強化」の一環として、「製造拠点の競争力強化の指針」により、市場ニーズへの対応、他の製造拠点との相乗効果の可能性の観点から、全ての製造拠点を評価します。パー・スィングが、この取り組みの責任者となります。「マーケティングおよび営業の競争力強化の指針」により、トルステン・デアは、ランクセスの国際的な流通構造の有効性と効率性を評価します。

 

ランクセスは、すでに第3段階の「事業ポートフォリオの競争力強化」にも着手しています。

 

ランクセスは、2015年に実施される事業再構築および事業再編に関する情報も定期的に提供していく予定です。

 

2014年度第2四半期の業績は向上

2014年度第2四半期の業績は、農薬業界における堅調な需要と建設業界の好況に支えられました。しかしながら、一方では合成ゴムの依然として厳しい競争状況と為替差損にも直面しています。販売量は、ラテンアメリカを除く全地域において前年同期比で増加しました。グループ全体の販売量は2%増となりましたが、製品売価5%の値下げによる減少を相殺するに至りませんでした。その結果、2014年度第2四半期のランクセスグループの連結売上高は、前年同期比5.7%減の約20億ユーロとなりました。

 

特別項目調整前EBITDAは、前年同期比 20.7%増の2 億 3,900 万ユーロとなりました。これは、第1四半期時における予測範囲(2億2,000万ユーロから2億4,000万ユーロ)の上限に近い結果となりました。この増加は、販売量の増加、稼働率の向上、経営効率化に向けた「アドバンス」プログラムによる費用削減が主な要因となります。特別項目調整前EBITDAマージンは、11.8%(前年同期:9.2%)と増加しました。

 

ツァハトは述べています。「継続する低い収益レベルと競争の激化に対応するため、ランクセスは、さらなる競争力強化に向けた対策を行っていくことが必要となります」

 

純利益は、5,500万ユーロ(前年同期:900万ユーロ)と大幅に増加しました。これは、1つには、業績の向上と特別損失が前年同期に比べて減少したためです。昨年、パフォーマンスケミカルズ部門では、再編の一時的な費用(4,000万ユーロ)が発生しました。

 

財務状況

第2四半期の純金融負債は、2013年12月31日時点の約17億ユーロから約15億ユーロ(2014年6月30日時点)となりました。これは、主に2014年5月に実施した増資が順調に行われたためです。営業キャッシュフローは、業績向上と2013年度のボーナスの削減により、1億7,800万ユーロと大幅に増加しました。

 

事業分野別の業績

パフォーマンスポリマーズ部門の売上高は、引き続き、困難な市場環境を受けて前年同期比12.1%減の約10億ユーロとなりました。この減少の主な要因は、全てのゴム事業において、製品売価が低い水準を維持しているためです。特別項目調整前EBITDAは、主に工場稼働率の向上の結果として、2,800万ユーロ増の1億2,200万ユーロとなりました。

 

アドバンスト中間体部門の売上高は、農薬業界および芳香族化合物ネットワークの製品の継続する堅調な需要が牽引し、前年同期比2.5%増の4億300万ユーロとなりました。サルティゴは農薬業界における新プロジェクトから恩恵を受けました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期とほぼ横ばいの7,300万ユーロとなりました。

 

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高は、前年同期比1.4%増の5億6,900万ユーロとなりました。これは主に販売量の増加によるものです。物質保護製品、皮革用化学品、顔料などのビジネスが堅調となりました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期比28.4%の大幅増となり8,600万ユーロ(前年同期:6,700万ユーロ)となりました。

 

2014年度通年の業績予測の範囲を絞る

ランクセスは、今年度の世界経済は緩やかな回復基調が続くと予測しています。自動車およびタイヤ業界と密接に関連する合成ゴムビジネスは、価格圧力に伴う厳しい競争環境に依然として直面しています。ランクセスは、今年度の農薬ビジネスの需要は引き続き良好であると見ています。建設業界の成長率予測もパフォーマンスケミカルズ部門の顔料ビジネスにさらなる弾みをもたらすでしょう。

 

第4四半期に中国においてEPDMゴムプラント稼働の初期費用約1,000万ユーロが発生することと、プラントの定期点検のための稼働停止を考慮しても、ランクセスは、2014年度は収益増を予測しています。

 

「2014年度通年の特別項目調整前 EBITDAは、前回発表時では7億7,000万ユーロから8億3,000万ユーロを予測しましたが、現時点で、7億8,000万ユーロから8億2,000万ユーロに絞ることができます」と、ツァハトは述べています。

 

2014年度第2四半期 主要データ(単位:100万ユーロ)

 

 

 
 

2013年度

 

第2四半期

 
 

2014年度

 

第2四半期

 
 

変動率

 

(%

 
 

売上高

 
 

2,141

 
 

2,019

 
 

-5.7

 
 

特別項目調整前EBITDA

 
 

198

 
 

239

 
 

20.7

 
 

特別項目調整前EBITDA マージン (%)

 
 

9.2

 
 

11.8

 
 

 

 
 

純利益

 
 

9

 
 

55

 
 

>100

 
 

1株あたり利益(EUR)

 
 

0.11

 
 

0.63

 
 

>100

 

 

 

#            #            #

 

これは、ドイツ・ケルンで8月6日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界31カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2013年の総売上は83億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,900人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)とヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。また、世界的なNPO組織CDPの調査から、気候変動に関して優れた取組みおよび情報開示を行っている企業で構成されるCDLI(Climate Disclosure Leadership Index:気候変動情報開示先進企業)に選定されています。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先:

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

村上 幸

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

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(2014-00078J)