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2023-08-11

ランクセス、2023年第2四半期の業績を発表

コスト削減と効率性の向上に取り組む

  • 「FORWARD!」アクションプラン:2025年以降、年間約1億5,000万ユーロのコスト削減を見込む、さらにグループ全体の効率性を向上
  • 第2四半期の売上高は11.1%減の17億7,800万ユーロ
  • 特別項目を除いたEBITDAは前年同期比57.7%減の1億700万ユーロ
  • 2022年にIFF社から買収したマイクロビアルコントロール(微生物制御)事業がプラスに貢献
  • 純負債は約4分の1減少し29億ユーロに
  • 通期の見通し:特別項目を除いたEBITDAは6億ユーロから6億5,000万ユーロ
  • CEOのマティアス・ツァハトは「私たちは景気後退に対抗する措置を講じているが、特に産業向けの電力価格といった競争力のある枠組み条件の整備が急務である」と述べる

 

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、2023年度第2四半期の業績を発表しました。2四半期は、多くの顧客産業における世界的な需要の低迷により、売上高は前年同期比11.1%減の177,800万ユーロ(前年同期:199,900万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、57.7%減の1700万ユーロ(前年同期:25,300万ユーロ)となりました。2023年度通期の特別項目を除くEBITDAは、6億ユーロから65,000万ユーロの間になると見込んでいます。これに基づいて、ランクセスグループでは619日に公表した2023年第2四半期および通期の暫定見通しを確定しました。

 

マイナスの収益の要因は、多くの顧客産業で需要の低迷が続いていること、顧客の在庫削減が続いていること、販売価格の低下などです。世界最大の化学品市場である中国においても需要喚起が実現されませんでした。売上高が増加したのはコンシューマープロテクション部門のみで、20227月初めにIFF社から買収したマイクロビアルコントロール事業がプラスに貢献しています。

 

グループの特別項目を除いたEBITDAマージンは、前年同期を下回る6.0%(前年同期:12.7%)でした。第2四半期の継続事業の純利益は-14,500万ユーロと、前年同期の4,800万ユーロから減少しました。

 

「現在、化学業界とランクセスは厳しい状況にあります。現状、下半期の需要回復の兆候は見られませんが、私たちは対策を講じています。『FORWARD!』アクションプランでは、短期的には収益を安定させ、長期的にはコストを削減し、構造やプロセスを改善していきます。再び景気が上向いた際には、速やかに元の軌道に戻りたいと考えています」とランクセスの経営委員会メンバー兼CEOであるマティアス・ツァハトは述べています。「しかし、それだけでは不十分です。政治家はいよいよ目を覚ます必要があります。現在のように経済が低迷する局面では、ドイツという立地は国際競争力が低下しています。持続可能な枠組み条件が緊急に必要です。特に、国際的に競争力のある産業向け電力価格、過剰な官僚制度の縮小、迅速な承認手続きが必要です」とツァハトは続けます。

 

FORWARD!」アクションプラン

ランクセスは、低迷する経済成長の局面を打開する行動計画「FORWARD!」アクションプランを策定しました。FORWARD!」アクションプランは三つの要素からなります。第一段階として、ランクセスグループは当会計年度の収益を早期に安定させるための対策を直ちに講じています。この対策には、あらゆる分野での厳格なコスト統制、および、欧州全体の雇用凍結が含まれています。これにより、一時的に1億ユーロの削減効果が見込まれ、その半分はコスト削減によるもの、残りは投資削減によるものです。

 

第二の要素として、ランクセスグループは構造的な対策により長期的に効率化を進め、年間15,000万ユーロのコスト削減を目指します。この対策は順次実施され、2025年以降はすべての対策が実施されます。ランクセスは、この実施に必要な一時的なコストを約1億ユーロと見込んでいます。重点施策として、世界中の工場・施設において特にエネルギー消費量の多い設備の分析評価、管理組織の合理化が検討されています。

 

この計画は、ドイツの生産施設の中で、主にクレフェルト・ユルディンゲン拠点で重点的に検討されています。同拠点の生産施設で製造される酸化ヘキサンは大量のエネルギーを消費するため、2026年までに操業を停止するかの評価・検討が進められています。また、同拠点の酸化クロム生産施設は売却が評価・検討されています。売却が実現できない場合、ランクセスは同施設を閉鎖することも検討しています。

 

アクションプランの第三の要素はビジネスモデルのさらなる改善です。「近年、ランクセスは一貫して特殊化学品ポートフォリオへの注力を推進し、すでに多くの分野で市場をリードしています。今こそ私たちの新しい事業の可能性を十分に活用するときです。また、持続可能な製品を拡充していきたいと考えています」とツァハトは述べています。

 

負債の大幅な削減

ランクセスは、第2四半期に負債を大幅に削減しました。総金融負債は20221231日の381,400万ユーロから24.9%減少し、2023630日には286,300万ユーロとなりました。主な要因は合弁会社Envaliorの設立に関連して受領した支払いによるものです。ランクセスは、今年41日付で、ハイパフォーマンスマテリアルズ・ビジネスユニットをEnvalior(プライベートエクイティ投資会社アドベント・インターナショナル社との合弁会社)に移管し、アドベント社から約127,000万ユーロを受け取っています。

 

事業部門:ほぼすべての産業で需要が低迷

コンシューマープロテクション部門では、202271日付で買収したマイクロビアルコントロール事業の統合が2023年第2四半期の売上に大きく貢献しました。売上高は前年同期の55,800万ユーロから8.2%増加し、6400万ユーロとなりました。しかし、販売価格の引き下げや販売数量の減少がマイナスの影響をもたらしました。このため、特別項目を除いたEBITDAは、8.9%減の8,200万ユーロ(前年同期:9,000万ユーロ)となりました。特別項目を除くEBITDAマージンは13.6%(前年同期:16.1%)となりました。

 

スペシャリティアディティブス部門では、特に建設・エレクトロニクス産業の需要の低迷が売上と収益にマイナスの影響を及ぼしました。2023年第2四半期の売上高は前年同期比18.8%減の62,000万ユーロ(前年同期:76,400万ユーロ)となりました。今年度第2四半期の特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比で72.4%の大幅減となる3,700万ユーロ(前年同期:13,400万ユーロ)となりました。特別項目を除くEBITDAマージンは前年度を下回る6.0%(前年同期:17.5%)でした。

 

アドバンスト中間体部門では、販売価格の引き下げや販売数量の減少がマイナスの影響を及ぼし、特に建設・化学業界の需要が低迷しました。2023年第2四半期の売上高は、前年同期比17.5%減の48,400万ユーロ(前年同期:58,700万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年同期比で68.9%減少し、2,300万ユーロ(前年同期:7,400万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAマージンは4.8%(前年同期:12.6%)に減少しました。

 

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これは、ドイツ・ケルンで84日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界32カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2022年の総売上は81億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 13,100人です。主な事業は、中間体、添加剤、コンシューマープロテクション製品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8006 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

本プレスリリースには、ランクセスの予測、見解、期待、そして第三者からの引用を含む、予測・予定事項の記述がございます。様々な既知あるいは予測不能なリスク、不確定要素、またその他の要因により、実際に発生する結果、財務状態、発展及び業績が、本資料に記載の予測・予定事項と大幅に異なる可能性があります。本資料に示される将来予測に関する意見の正確性や進展が実際に起こりえるかどうかに関しても責任を負うものではありません。ここに示されたいかなる情報、予測、推定、目標、意見に関して、明示的あるいは黙示的な表明や保証を行うものではありません。そのため、これらの記述につきまして、本資料の記載事項に全面的に依存されることは控えて頂きますようお願いします。本資料に示したいかなる脱漏、誤った記述に関しても責任を負いかねます。また、この資料を使用することによる直接的あるいは間接的に生じる事項に関して、ランクセスとその関連会社、役員、責任者、従業員は一切の責任を負いかねますので、併せてご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

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(2023-0804J)