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2020-03-13

ランクセス、2019年度通期の業績を発表

困難な経済環境の中、2019年度通期の業績予測を達成

  • 2019年度通期の連結売上高:68億200万ユーロ(前年と同水準)
  • 特別項目を除いた EBITDA:10億1,900万ユーロ(前年比3.3%増)
  • 特別項目を除いた EBITDAマージン:設立以来初の15%を達成
  • 皮革用化学品ビジネスユニットを非継続事業として会計報告 - それに伴い、前年度のグループ売上高および特別項目を除いたEBITDAの数値を修正
  • 2019年度配当提案:1株0.95ユーロ
  • 2020年度通期の業績予測:事業活動は安定するも、コロナウイルスの影響への懸念 - 特別項目を除いたEBITDAは9億ユーロから10億ユーロ
  • 今後はコンシューマープロテクションおよびバッテリー技術に一層注力

 

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、2019年度通期の業績を発表しました。2019年度は、厳しさを増す経済環境にも関わらず、好業績を達成しました。特別項目を除いた EBITDAは前年比3.3%増の10億1,900万ユーロとなり、業績予測(10億ユーロから10億5,000万ユーロ)の中間値を達成した結果となりました。前年度の業績は9億8,600万ユーロでした。

 

アドバンスト中間体、スペシャリティアディティブス、パフォーマンスケミカルズの3部門の堅調な業績が、特に自動車産業の需要低迷に起因したエンジニアリングマテリアルズ部門の収益減を相殺しました。さらに、為替の好影響(特に米ドル高)も業績に寄与しました。特別項目を除いた EBITDAマージンはランクセス設立以来初の15%を達成しました(前年:14.4%)。

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「2019年度の困難な経済環境の中、事業再構築以来の厳しい局面を乗り越えることができました。ランクセスは、これまで以上に収益性と安定性を備えています。この困難な時期においても記録的な高マージンを達成し、新たな成長分野に対応できる財務基盤をさらに強固なものにしました。2020年度は、ランクセスは利益率の高いコンシューマープロテクション事業と、バッテリー技術分野における新用途開発に一層注力します」

 

2019年12月31日付で皮革用化学品ビジネスユニットは非継続事業となり、それに伴い、グループの売上高と特別項目を除いた EBITDAの数値(及び前年度の当該数値)が修正されました。ランクセスは、戦略的な事業再構築の一環として同ビジネスユニットを売却する意向です。ランクセスは、すでにクロム化学品事業とクロム鉱山の株式を2019年に売却しています。

 

ランクセスグループの連結売上高は68億200万ユーロ(前年:68億2,400万ユーロ)で前年と同水準となりました。継続事業による純利益は前年比14.9%減の2億4,000万ユーロ(前年:2億8,200万ユーロ)となりました。これは特に有機金属事業の再構築に関する特別費用計上によるものです。

 

2019年度も増配提案

2019年度の配当金も増配予定です。ランクセスの経営委員会と監査委員会は2020年5月13日に開催予定の年次株主総会において2019年度の配当金として1株あたり0.95ユーロ(前年比約6%増)を提案する予定です。

 

新部門:コンシューマープロテクション

ランクセスは成長軌道を推進するため、コンシューマープロテクション製品に一層注力する予定です。これに伴い、ランクセスは部門の再編を実施します。新たに設立される「コンシューマープロテクション部門」は、サルティゴ、液体高純化テクノロジーズ、物質保護剤のビジネスユニットで構成されます。新部門のポートフォリオには、農業および医薬品業界向けの活性成分、虫よけ剤および消毒剤向けの活性成分、そして水処理および液体処理技術などがあります。

 

ツァハトは次のように述べています。「ランクセスのコンシューマープロテクション製品は、安定的で期待できる成長率を特徴としています。さらに、厳格化が進むこれらの市場においてランクセスが長年培ってきた専門性が競争力となっています」

 

旧パフォーマンスケミカルズ部門が新たにコンシューマープロテクション部門となり、それに伴い、無機顔料ビジネスユニットは、アドバンスト中間体部門に移行します。業績発表は、2020年第1四半期から新たな部門構成で行われます。

 

リチウムプロジェクト:パイロットプラントにおける試験

ランクセスが、共同開発パートナーであるスタンダード・リチウム社とエルドラド拠点(米国、アーカンソー州)で電池グレードリチウムを回収し商業生産を行うためのプロジェクトは、さらに進展しています。ランクセスはこの拠点で、臭素系製品を製造する3つのプラントを稼働しており、臭素は同拠点でかん水から抽出されています。また、このかん水にはリチウムも含まれています。スタンダード・リチウム社はかん水から直接、高純度のリチウムを抽出する革新的な方法を開発しました。このエルドラド拠点にパイロットプラントが建設され、2020年3月初めに稼働開始となりました。2020年半ばに技術的フィージビリティ(実行可能性)に関する最初の調査結果が報告される予定です。

 

 

2020年度の見通し:事業活動は安定するも、コロナウイルスの懸念

2020年度のランクセスの事業活動は引き続き安定すると見ていますが、コロナウイルスの感染拡大が通期における業績に5,000万ユーロから1億ユーロの影響を与えると予測しています。従って、2020年度通期の特別項目を除いた EBITDAは9億ユーロから10億ユーロとなると予測しています。2020年度第1四半期では、ランクセスはコロナウイルスの感染拡大の影響を約2,000万ユーロとみています。

 

2019年度通期の部門別業績:4部門中3部門は好業績

2019年度通期のアドバンスト中間体部門は前年度を上回る好業績となりました。特にサルティゴビジネスユニットの農薬分野における順調なプロジェクト事業と為替の好影響が寄与しました。原料価格の低下に伴う販売価格の値下げにも関わらず、売上高は前年比1.9%増の22億4,900万ユーロ(前年:22億700万ユーロ)となりました。特別項目を除いた EBITDAは前年比8.4%増の3億8,900万ユーロ(前年:3億5,900万ユーロ)となり、特別項目を除いた EBITDAマージンは17.3%(前年:16.3%)に増加しました。

 

スペシャリティアディティブス部門は、自動車産業の需要低迷および低マージンの受託製造契約終了にもかかわらず、2019年度は順調に推移しました。これは、為替の好影響とポリマーアディティブスビジネスユニットにおける堅調な業績によるものです。売上高は19億6,500万ユーロ(前年: 19億8,000万ユーロ)と前年度と同水準でした。特別項目を除いた EBITDAは、前年比2.9%増の3億5,300万ユーロ(前年:3億4,300万ユーロ)となりました。これは、ケムチュラ事業の統合によるコストシナジー効果も得られたためです。特別項目を除いた EBITDAマージンは18.0%(前年:17.3%)に増加しました。

 

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高と収益は、水処理製品と物質保護製品を取り扱うビジネスユニットの好業績と為替の好影響が寄与し、大幅に増加しました。売上高は前年比7.8%増の10億5,200 万ユーロ(前年: 9億7,600万ユーロ)となりました。特別項目を除いた EBITDAは、前年比23.1%と大幅増の1億9,200 万ユーロ(前年: 1億5,600万ユーロ)となり、特別項目を除いた EBITDAマージンは18.3%(前年:16.0%)と大幅に増加しました。

 

皮革用化学品ビジネスユニットは2019年12月31日付で非継続事業となり、パフォーマンスケミカルズ部門から除外されて報告されています。これに伴い、同部門の前年度の数値は修正されています。

 

エンジニアリングマテリアルズ部門は、引き続き自動車産業の需要低迷の影響を受けました。為替の好影響が若干あったものの、売上高は、原料価格の低下に伴う販売価格の値下げにより、前年比8%減の14億5,000万ユーロ(前年:15億7,600万ユーロ)となり、特別項目を除いた EBITDAは、前年比10.9%減の2億3,800万ユーロ(前年:2億6,700 万ユーロ)となりました。しかしながら、特別項目を除いた EBITDA マージンは、16.4%(前年:16.9%)と微減に留まりました。

 

2019年度通期 主要データ(単位:100万ユーロ)

 

 

 

 
 

2018年度

 

4四半期

 
 

2019年度

 

4四半期

 
 

変動率

 

%

 
 

2018年度

 

 

 
 

2019年度

 
 

変動率

 

%

 
 

売上高

 
 

1,674

 
 

1,636

 
 

-2.3

 
 

6,824

 
 

6,802

 
 

-0.3

 
 

特別項目を除いたEBITDA

 
 

175

 
 

197

 
 

12.6

 
 

986

 
 

1,019

 
 

3.3

 
 

特別項目を除いたEBITDAマージン%

 
 

10.5%

 
 

12.0%

 
 

 

 
 

14.4%

 
 

15.0%

 
 

 

 
 

純利益

 
 

99

 
 

-48

 
 

<-100

 
 

431

 
 

205

 
 

-52.4

 
 

継続事業

 
 

33

 
 

-22

 
 

<-100

 
 

282

 
 

240

 
 

-14.9

 
 

非継続事業

 
 

66

 
 

-26

 
 

<-100

 
 

149

 
 

-35

 
 

<-100

 
 

1株あたりの配当および配当提案(€ 1

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

0.90

 
 

0.95

 
 

5.6

 
 

純金融負債**

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

1,381

 
 

1,742

 
 

26.1

 
 

従業員数
1231日付***

 
 

 

 
 

 

 
 

 

 
 

14,252

 
 

14,304

 
 

0.4

 

*前年度の売上高、特別項目を除いた EBITDAおよびEBITDAマージン、従業員数は修正後の数値。純利益は継続事業および非継続事業で表示

**預貯金と短期性有価証券を除いたもの

***決算時の継続事業の従業員数

 

                                                               #            #            #

 

これは、ドイツ・ケルンで3月11日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界33カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2019年の総売上は68億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 14,300人です。主な事業は、中間体、添加剤、特殊化学品及びプラスチックの開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)、ヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

本件に関するお問い合わせ先

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

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