LANXESS worldwide

Corporate Website en | de

Asia

  • Australia en

  • China cn | en

  • India en

  • Indonesia en

  • Japan jp

  • Korea kr

  • Malaysia en

  • Pakistan en

  • Philippines en

  • Singapore

  • Thailand en

  • Vietnam en

EMEA

  • Austria en

  • Belgium nl

  • Czech en

  • France fr

  • Hungary en

  • Italy en

  • Netherlands en

  • Poland en

  • Russia en

  • Serbia en

  • Slovakia en

  • Spain en

  • Turkey en

  • United Arab Emirates en

  • United Kingdom en

Americas

お問い合わせ

2012-09-24

ランクセス、新たな中期利益目標を発表

  • 2018年度の特別項目調整前 EBITDAの目標値を18億ユーロに設定
  • 2015年度の特別項目調整前 EBITDAの目標値14億ユーロを、前倒しで2014年度に達成予定
  • 有機的成長プロジェクトに注力
  • 2012年度上半期の「グリーンモビリティ」関連製品の売上高は前年同期比20%増
  • テクニカルラバープロダクツビジネスユニットの分割により、2013年より14ビジネスユニット体制に

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、新たな中期利益目標を発表しました。主要指標とする特別項目調整前EBITDAの2018年度の目標値を18億ユーロに設定します。また、ランクセスは戦略的に持続的な成長軌道を進む好位置にあり、2015年度の特別項目調整前 EBITDAの目標値である14億ユーロを1年前倒しし、2014年に達成する見通しとなりました。

 

2004年以降のランクセスの主要指標の年間平均成長率は20%です。2012年度には予測通り特別項目調整前 EBITDA目標値は前年同期比の5%~10%増を達成する見込みです。

 

ランクセスのCEOであるアクセル C. ハイトマンは、9月19日にニューヨークで開催された「Media Day」で次のように述べています。「ランクセスは成長企業へと変貌を遂げました。この新たな中期利益目標を達成するために、実績ある、有機的成長と外部的成長との二路線成長戦略を継続していきます」

 

成功への戦略

ランクセスは、メガトレンドに注力した高性能製品、柔軟な資産およびコスト管理、新興国市場を中心としたグローバルな事業展開、革新と最新技術、そして起業家精神に溢れた業績重視の企業風土という5つの実績ある成功要素を軸に前進していきます。

 

ランクセスでは、「販売量よりも価格を優先する」戦略、つまり製品価値が反映されない価格で販売する事業は行わない自社の戦略において、高性能製品に注力するのは非常に重要です。

 

この戦略に厳格に取り組む中で、ランクセスは原料価格やその他の投入原価の変動を順調に管理してきました。過去2年半の間に、ランクセスは高騰する原料価格とエネルギーコスト(約18億ユーロ)を市場へ転嫁してきました。

 

また、高成長する新興国市場への注力は、ランクセスの長期成長にとって今後も不可欠です。2005年以降、ランクセスはアジア太平洋地域で約70%、北米とラテンアメリカ地域では約40%の成長を達成しています。

 

高性能製品の戦略は、ランクセスの成長において重要です。ランクセスは4つのメガトレンドであるモビリティ(車社会化)、都市化、農業、そして水資源向けの高性能製品に継続して注力していきます。

 

成長の原動力としての「グリーンモビリティ」

持続可能なモビリティへの世界的な需要に対応するため、ランクセスは「エコタイヤ」用の合成ゴムと、自動車向け軽量化プラスチックを提供しています。これらの製品は、車の燃料効率の向上、および二酸化炭素排出量の低減に著しく貢献しています。

 

「ランクセスの『グリーンモビリティ』における強みは、ランクセスの好業績に反映されています」とハイトマンは述べています。

 

「グリーンモビリティ」に関連する製品は、ランクセスの2011年度総売上高の17%に相当する約15億ユーロを占めました。2012年上半期の同関連製品の売上高は、前年同期比約20%増の8億7,800万ユーロでした。ランクセスは、2015年度には「グリーンモビリティ」関連製品の売上高を27億ユーロに引き上げる数値目標を示しています。 

 

二路線成長戦略

ランクセスは継続して徹底した二路線成長戦略を推進していきます。これはほぼ2対1の割合で有機的成長と外部的成長を継続していくもので、買収より設備投資計画を優先します。

 

過去2年間で、ランクセスは約14億ユーロの設備投資を発表しています。その大半はパフォーマンスポリマーズ部門が占め、ボトルネック解消、製造設備の更新、グリーンフィールドサイト(新規造成工業用地)の整備なども含まれています。

 

モビリティのトレンドに対応する設備投資は、高性能軽量化プラスチックのグローバル製造ネットワークに向けられてきました。その投資額は今後2年間で1億2,500万ユーロを予定し、2016年度にはこの投資から2億ユーロの年間売上高を見込んでいます。

 

ランクセスは新興国市場において新たな資産基盤を構築するため、新規造成工業用地の取得開発に、より多額の設備投資を行なってきました。この適例が、シンガポールに新設する高性能ネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-PBR)製造プラントです。これは世界最大規模のNd-PBR製造プラントで、 「エコタイヤ」用の合成ゴムをアジア地域の顧客に提供します。約 2億ユーロを投じたこのプラントは、2017年には 3億~3億5,000万ユーロの年間売上高を見込んでいます。

 

外部的成長

ランクセスは、9月12日(日本発表:9月18日)に、ドイツのBond-Laminates社の買収を発表しました。同社は、ガラス繊維などで強化したオーダーメードの熱可塑性複合シートを製造しています。金属部品と比べて、熱可塑性ガラス繊維複合シートは加工が容易で、最大40%まで重量の軽量化を可能にします。これにより、自動車産業では、生産コストの削減およびデザイン自由度の向上を実現できます。

 

ハイトマンは次のように述べています。「ランクセスでは、可能性ある有機的および外部的成長プロジェクトを検討する際の社内規定があります。全ての設備投資プロジェクトにおいて、社内で設定された水準以上のROCE(稼動総資本利益率)を達成する必要があります。さらに、買収においては、ランクセスの戦略および財務基準に合致し、3年以内に1株あたり利益の増加に貢献することが必要となります」

 

財務の健全性

ランクセスの順調な成長戦略は、健全な財務方針によって支えられています。買収に至るまでの入念な準備、長期負債の満期日構成の管理、優良な投資適格格付の維持、などが挙げられます。

 

特に、ランクセスは、事業年度サイクルを通して、特別項目調整前EBITDAに対する純負債率を1~1.5で維持するべく尽力しています。

 

ランクセスのCFOであるベルンハルト・デュットマンは次のように述べています。「今後の予測に基づく財務リスク管理と長期資金調達が、常に、運転資金と事業運営資金をファイナンスする潤沢な流動性をもたらしています。これは、今後も同様です」

 

2012年第2四半期末時点でランクセスは、当座資産と未引出分の融資枠で18億ユーロ超の流動性準備を持つことになります。

 

複数の格付機関は、ランクセスの流動性ポジションを肯定的にとらえています。2007 年以降、維持しているBBB格(投資的確格付け)が、ランクセスの市場における強固なポジションと健全な財務状況を示しています。

 

14ビジネスユニット体制

2013年1月1日付けで、ランクセスは「テクニカルラバープロダクツ(TRP)ビジネスユニット」を2つに分割し、現在の13ビジネスユニットを14ビジネスユニット体制に拡大します。これは、世界的なエチレン・プロピレンゴム(EPDM)事業のさらなる重要性に対応するもので、このEPDM事業は、新規に設立される「ケルタンエラストマーズ(KEL)ビジネスユニット」が取り扱います。KELは、責任者をギュンター・ヴァイマンズ(現TRPの責任者)が務め、約600名の従業員を擁し、オランダ、中国、米国、ドイツ、ブラジルに5つの製造拠点を持ちます。

 

現在TRPビジネスユニットのEPDMビジネスラインの責任者であるミン C. チェンは、ランクセス(中国)のCEOに就任します。ランクセス(中国)の現在のCEOであるマーティン・クレマーは、「アドバンスト工業化学品(AII)ビジネスユニット」に新設されるベンジル製品および無機酸ビジネスラインの責任者となります。上記の組織改編および人事異動は、2013年2月1日付けで実施されます。

 

ランクセスは、2億3,500万ユーロを投資し、中国にEPDM製造プラントを建設することを発表しました。同プラントがフル稼動後、約4億ユーロの年間売上高を見込んでいます。EPDMは、ワイパー、ドアシール材など、主に自動車用途に使用されています。中国は現在世界最大の自動車生産国です。

 

なお、TRPを分割したもう一方の新規ビジネスユニットは、「ハイパフォーマンスエラストマーズ(HPE)ビジネスユニット」となります。HPEでは、EPDM事業以外のTRP製品ポートフォリオ(ポリクロロプレンゴム、水素化ニトリルゴム、エチレン・酢酸ビニル共重合体、NBRなど)を取り扱い、ジャンポール・ドゥフリースが責任者を務めます。同ビジネスユニットは世界中に約800名の従業員を擁し、製造拠点はドイツ、米国、フランス、中国となります。

 

 

#            #            #

 

 

これは、アメリカ・ニューヨーク、およびドイツ・レバクーゼンで9月19日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 www.press.lanxess.com

 

ランクセスについて:

ランクセスは、世界31カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2011年の総売上は88億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,900人、世界中に49の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄です。ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp 

 

本件に関するお問い合わせ先: 

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements):

このニュースリリースには、ランクセス経営陣による現在の仮定と今後の予測に基づく記述があります。既知あるいは未知の各種リスクや不確定性、その他の要素により、本頁に記載された予測と弊社の今後の総合売上高、財務状況、業績の数字が異なる場合があります。弊社は、ニュースリリースの記載事項を更新、もしくは今後の出来事や進展状況に合わせ、内容を変更する義務はないものとします。

 

その他の情報:

ランクセスのニュースリリースは www.lanxess.co.jp の”プレスリリース”項目よりご覧ください。また、役員およびその他の写真は photos.lanxess.com.(英語)より入手いただけます。ランクセスの動画および音声、ポッドキャストについては下記をご覧ください。http://multimedia.lanxess.com(英語)ランクセスのウェブマガジンは下記でご覧いただけます。

webmagazine.lanxess.com (英語)

 

ランクセスのFacebook、 Twitter、Youtubeの公式ページは下記サイトをご覧ください。

www.facebook.com/LANXESS(英語)

www.twitter.com/LANXESSnews (英語)

www.youtube.com/LANXESSTV(英語)

 

(2011-00099J)

 

  • Gallery