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2016-10-12

サルティゴ、スペイン・バルセロナで開催の 「CPhI Worldwide 2016」に出展

新たな価値の創造へ

  • お客様のニーズに、迅速、柔軟かつ的確に対応する完全に統合されたソリューション
  • 順調に進むZeTO(中央有機合成パイロットプラント)拡大プロジェクト
  • 「サルチジン」の継続的な需要拡大を受け、サルティゴの製造能力を増強

 

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の完全出資子会社で、受託製造会社のサルティゴは、スペイン・バルセロナで2016年10月4日(火)から6日(木)に開催された「CPhI Worldwide 2016(国際医薬品原料・中間体展)」に出展し、化学活性成分や中間体の特殊合成に関する幅広いサービスについて展示しました。

デロイト・トーマツの最新レポート「イノベーション4.0 – 純粋な製品革新を越えて」によると、「革新は依然として化学産業の価値を創造する重要な手段です。 しかし、革新的な製品だけが、市場における成功を保証するものではありません。複雑かつ動的に変化する顧客のニーズを完全に満たす統合されたソリューションが、革新に代わって価値創造を担いつつあります。付加価値は、このような技術とサービスを合わせたオーダーメイドのソリューション、言い換えると多様な革新により達成されているのです」としています。

サルティゴのマネージング・ディレクターであるトルステン・デアは次のように述べています。「こういった見解は、特殊な合成において特に目新しいことではありません。お客様のビジネスの成功とそれを実現できる最適なサポートが最優先事項となります。その場合、サルティゴにとって技術ポートフォリオとスキルを最大限活用できる新たな革新的な合成で、プロジェクトのパイプラインを増強していくことが引き続き重要となります。プロジェクト管理、プロセス開発、分析、品質保証から、化学物質の登録アドバイスに至る幅広いサルティゴのサービスは、お客様のために持続可能な付加価値を生み出す重要な役割を担っています」ランクセスの完全出資子会社であるサルティゴは、ライフサイエンス産業向けの柔軟なサービスプロバイダーかつワンストップサプライヤーとして、この基本的な方針をその事業で体現しています。

成功をもたらすサービス

サルティゴは、プロセス開発や試作を通して合成プランニングや共同キャンペーン計画から、サプライチェーンの最適化に至る全ての価値創造連鎖に沿った幅広いサービスを提供しています。それには、新しい化学物質の登録も含まれます。このように、サルティゴは、最終製品の上市準備、そして市場に出してからも、製品ライフサイクルに沿ってお客様をサポートすることができます。デアは、次のように述べています。「企業は、お客様に付加的メリットを与える『知的に』統合された様々な範囲のサービスを提供することによって、また、高い柔軟性を示すことによって、競合他社を大きくリードすることができるのです。企業の競争優位性を活用し、お客様のニーズと市場の需要に迅速かつ的確に対応することが成功への重要な鍵となります」

より複雑な低分子の有能なパートナー

デロイト・トーマツのレポートは、毎年市場に登場する低分子の数がここ十数年間、減少しているとはっきり指摘しています。しかし、新しい低分子はますます複雑化し続けています。特殊な合成は難しい技術ですが、幅広い製品を提供する、柔軟で経験豊かなサプライヤーにとっては、重要な独自のセールスポイントにもなります。それは、サルティゴがその包括的な技術ポートフォリオと長年のプロセス開発の専門知識を有する受託製造メーカーとして評価を得ているところです。デアは、次のように述べています。「サルティゴは10以上の製造施設のネットワークを持ち、ホスゲン化や高圧水素化から低温反応に至るまで、考えられる限りのあらゆる種類の化学反応を行なうことができ、最も複雑な分子合成物質でさえ製造可能です。サルティゴの化学者は、積み木で遊ぶかのように、これらの施設を使ってプロセスを開発し分子を合成しています。私たちの水準の高いプロセス工学の専門知識は、この分野での成功の鍵となります。サルティゴにおいて数十年にわたって蓄積されたノウハウにより、研究所レベルから大量生産に至るまで、非常に複雑な化学品の合成さえも、適時アップグレードすることができるのです」

順調な拡大プロジェクト

ドイツに製造拠点を置くサルティゴは、世界最大の受託製造会社の1つです。デアは次のように述べています。「アジアは製造地域として優位性があると言われていますが、近年、サルティゴは、アジア企業の競合に対して多くの契約を勝ち取っています。ランクセスは、ドイツから移転する代わりに、レバクーゼン拠点に約6,000万ユーロを投資し、お客様のプロジェクト向け合成能力を約33%増強していきます」この投資プロジェクトの一環として、主にZeTO(中央有機合成パイロットプラント)で行なわれる改築および建設はすでに進行中で、完成は2017年末の予定です。

ZeTOは、サルティゴにおいて非常に重要な役割を担っています。現在、ZeTOでは、柔軟に接続可能な70器の反応器と10の固体分離ラインによって、100Kg以下から数千トン規模までの多岐にわたる製品を製造しています。ZeTOの比類ない特長は、幅広い技術設備と蓄積した合成技術であり、これらは自在に組み合わせることができます。例えば、塩素化、フッ素化、水素化や-100℃までの低温反応などの化学的な中核能力を備えており、有機金属、均一系触媒反応や酵素触媒合成反応に至るまで提供することができます。技術ポートフォリオは、研究機関や大学との連携で継続的に拡大し、お客様のニーズに応えています。

高い需要の「サルチジン」

投資するプロジェクトの1つとして、サルティゴは虫除け剤「サルチジン®(Saltidin®)」の製造能力増強を発表しています。これを踏まえ、ドルマーゲン拠点の製造能力を2017年春までに拡大する予定です。最近、ジカウイルス感染症の世界各地での広がりを受け、イカリジン(商標名「サルチジン®(Saltidin®)」)を使用した虫除け剤の需要が大幅に向上しています。デアは次のように述べています。「サルティゴは、この需要の変化を早い段階から見極め、市場需要が高まる時期がきた時に適応できるよう、製造能力を増強する措置を講じ始めました。高い需要が続くブラジルや米国だけでなく、欧州でも増大する需要を満たすことができると確信しています」

「サルチジン」は、化学的には1-(1-メチルプロポキシカルボニル)-2-(2-ヒドロキシエチル)ピペリジンです。無臭で、皮膚への刺激、過敏性、べたつきがないことが特徴です。この活性成分は、幅広い虫除け剤の調合に適しており、様々な方法で皮膚につけることができ、世界中の多くのメーカーにおいて使用されています。

サルティゴの精密化学品マーケティング責任者であるディルク・サンドリは次のように述べています。「ジカウイルスは蚊によって媒介されます。『サルチジン』は、蚊の嗅覚受容体に作用することで、蚊を寄せつけません。それによって、『供血者』として人間を識別する能力を不能にします。私たちの活性成分は、殺虫剤ではないので、人体にも無害なのです」人間の皮膚との互換性が優れているというだけでなく、人体に無害という点がこの製品のもう一つのメリットとなります。世界保健機構(WHO)は、ジカウイルス感染症が急速に拡大している地域において、特に妊婦、授乳期間中の母親を感染から守るため、イカリジンなどを含有する虫除け剤を推奨しています。ジカウイルスは、小頭症として知られる新生児の頭蓋骨の極度の奇形を引き起こします。

「サルチジン」とサルティゴのサービスに関する詳細は下記のURLでご覧ください。 http://www.saltigo.com

これは、ドイツ・ケルンで9月30日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com


サルティゴについて
サルティゴは、本社をドイツ・レバクーゼンに構え、レバクーゼンとドルマーゲンに製造拠点を置く受託製造の専門会社で、全世界に約1,200人の従業員を擁しています。特殊化学品メーカー、 ランクセスの完全出資子会社で、アドバンスト中間体部門(2015年度売上高:18億2,600万ユーロ)に属し ています。農薬分野、医薬品分野など様々なライフサイエンス業界において、完全オーダーメイドのソリューションを顧客に提供しています。サルティゴについての詳細は、同社URLにてご確認下さい。www.saltigo.com(英語)

ランクセスについて
ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2015年の総売上は79億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に55の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp


本件に関するお問い合わせ先
ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ
TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773
lanxess.japan@lanxess.com


免責について (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、ランクセス経営陣による現在の仮定と今後の予測に基づく記述があります。既知あるいは未知の各種リスクや不確定性、その他の要素により、本頁に記載された予測と弊社の今後の総合売上高、財務状況、業績の数字が異なる場合があります。弊社は、ニュースリリースの記載事項を更新、もしくは今後の出来事や進展状況に合わせ、内容を変更する義務はないものとします。