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2017-03-17

ランクセス、2016年度通期の業績を発表

2016年度は順調な展開、2017年度も好スタートをきる

  • 2016年度通期の特別項目を除いたEBITDA: 9億9,500万ユーロ(前年比12.4%増)
  • 特別項目を除いたEBITDAマージン: 12.9%(前年:11.2%)
  • 純利益: 1億9,200万ユーロ(前年比16.4%増)
  • 全ての部門において販売量が増加
  • 2016年度配当提案: 1株0.7ユーロ(前年比17%増)
  • 2017年度第1四半期の特別項目を除いたEBITDA:前年同期比約20%増と好調
  • 2017年度通期の業績予測: 特別項目を除いたEBITDAは前年比で微増
  • 米ケムチュラ社買収計画は順調に進む


ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(
LANXESS)は、2016年度通期の業績を発表しました。この堅調な業績は、ランクセスの事業再構築プログラムが成功裏に行われたことを裏付ける結果となりました。特別項目を除いたEBITDAは前年比12.4%増の99,500万ユーロ(前年:88,500万ユーロ)となりました。この好業績は、全部門における販売量の増加、それに関連した設備稼働率の向上、そして工場とプロセスの最適化によるコスト削減が主な要因です。従って、特別項目を除いたEBITDAは、前回の業績発表時における通期の業績予測範囲(96,000万ユーロから10億ユーロ)の上限に近い結果となりました。グループの特別項目を除いたEBITDAマージンは12.9%(前年:11.2%)に増加、また純利益は前年比16.4%増と大幅増の19,200万ユーロ(前年:16,500万ユーロ)となりました。連結売上高は、前年比で微減の77億ユーロ(前年:79億ユーロ)となりました。原料価格の低下に伴う製品価格の値下げが主な要因です。

 

また、ランクセスは2016年度に、いくつかの重要な戦略的決定およびポートフォリオの再編を行いました。ランクセスは、41日付けでサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコ社と合成ゴムの合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を設立しました。8月末には米国の化学会社ケマーズ社の衛生・消毒用特殊製品事業の買収完了、9月には、難燃剤および潤滑油添加剤の世界有数のサプライヤーである米国の特殊化学品会社ケムチュラ社の買収計画を発表しました。この2件の買収は、収益率の高い特殊化学品市場におけるランクセスのポジションを強化します。

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「ランクセスは成長軌道に回帰しました。事業再構築プログラムによって、より安定的な収益性の高い企業体制を実現し、成長軌道を順調に進んでいます。これは2016年度の好調な業績に反映されています。ランクセスは、特にケムチュラ社の買収計画を通してさらなる成長軌道を邁進し、事業を強化していきます」

 

財務体質の大幅な改善

2016年度末時点の純金融負債は、26,900万ユーロ(前年:12億ユーロ)と大幅に減少しました。これは主に合弁会社設立によるサウジアラムコ社からの出資金を得たためです。設備投資額は、43,900万ユーロ(前年:43,400万ユーロ)と前年とほぼ同レベルとなりました。ランクセスは、2017年度の設備投資額は約45,000万ユーロから5億ユーロを予定しています。

 

ランクセスのCFOであるミヒャエル・ポンツェンは、次のように述べています。「ランクセスは、2016年度も大幅に財務体質を強化しました。引き続き、財務の安定性を確保していきます。ランクセスは、迅速且つ好条件で、ケムチュラ社の買収計画の資金を確保し、同時に投資適格格付けを維持しました」

 

ケムチュラ社の買収額は約24億ユーロで、ランクセスは2つの社債とハイブリッド社債、保有する流動資産で支払います。ランクセスは、2016年度に3つの社債全てを発行済みで、それぞれの発行額は5億ユーロ相当です

 

ケムチュラ社の買収計画は予定通り

ケムチュラ社の買収計画は、ランクセスが成長軌道を維持するにあたり、非常に重要なステップです。3月初旬、ランクセスは、韓国の独占禁止法規制当局から買収承認を得ました。米国およびブラジルの独占禁止法規制当局からはすでに承認を得ています。20172月初旬、ケムチュラ社の議決権を行使できる株主の大多数がランクセスによる買収計画に賛成しました。買収取引は、その他全ての規制当局の承認後、2017年半ばに完了する見込みです。

 

2016年度の増配提案

2016年度のランクセスの堅調な業績は、増配提案にも反映される予定です。ランクセスの経営委員会と監査委員会は、2017526日に開催予定の年次株主総会において2016年度の配当金として1株あたり0.7ユーロ(前年比17%増)を提案する予定です。この場合、配当総額は約6,400万ユーロとなります。

 

部門別の業績

アドバンスト中間体部門2016年度の売上高は、前年比4.6%減の174,000万ユーロ(前年:183,000万ユーロ)となりました。第4四半期において予測していた農薬業界の需要低迷のため、特別項目を除いたEBITDAは、非常に好調であった前年と比べて3.8%微減の32,600万ユーロ(前年:33,900万ユーロ)となりました。しかしながら、特別項目を除いたEBITDAマージンは18.7%(前年:18.6%)と微増となりました。

 

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高は、前年比2.7%増の約214,000万ユーロ(前年:約209,000万ユーロ)となりました。特別項目を除いたEBITDAは、前年比14.7%増の大幅増となり37,400万ユーロ(前年:32,600万ユーロ)となりました。この好業績の主な要因は、販売量の増加と設備稼働率の向上です。それに伴い、特別項目を除いたEBITDAマージンは17.5%(前年:15.6%)と増加しました。

 

ハイパフォーマンスマテリアルズ部門の売上高は、前年比2.7%減の微減となり、106,000万ユーロ(前年:109,000万ユーロ)となりました。しかしながら、特別項目を除いたEBITDAは、前年比約43%増の大幅増となり15,900万ユーロ(前年:11,100万ユーロ)となりました。その主な要因は、収益性の高い製品グループの販売量の増加と設備稼働率の向上です。特別項目を除いたEBITDAマージンは、15.1%(前年:10.2%)と増加しました。

 

ARLANXEO部門の売上高は、依然として困難な競争環境にある中で、前年比5.2%減の271,000万ユーロ(前年:286,000万ユーロ)となりました。販売量の増加にも関わらず、特別項目を除いたEBITDAは、前年比4.6%減の37,300万ユーロ(前年:39,100万ユーロ)となりました。継続する厳しい競争環境の中で 、原料価格の低下に伴うコストの低下は、製品価格の下落分を相殺できませんでした。 特別項目を除いたEBITDAマージンは、前年と横ばいの13.8%(前年:13.7%)となりました。

 

2017年度の見通し

2016年度の好業績は、2017年度も続くと見られます。ランクセスは、2017年度も好スタートをきり、第1四半期の特別項目を除いたEBITDA3億ユーロから32,000万ユーロを予測しています。これは、前年同期比約20%増(前年同期:26,200万ユーロ)となります。

 

ランクセスは、2017年度通期の特別項目を除いたEBITDAは、2016年度比で微増すると予測しています。ケムチュラ社の買収が無事完了することで、ランクセスの収益の増加に貢献します。これは2017年度通期の業績予測に含まれていません。

 

ランクセス2017511日に行われる第1

四半期業績発表の際、例年通り、通期の業績予測についても明らかにする予定です。

 

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これは、ドイツ・ケルンで315日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

ランクセスについて
ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に54の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウジョーンズサステナビリティインデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp


本件に関するお問い合わせ先
ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ
TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773
lanxess.japan@lanxess.com

免責について (Forward-Looking Statements)
本プレスリリースには、ランクセスの予測、見解、期待、そして第三者からの引用を含む、予測・予定事項の記述がございます。様々な既知あるいは予測不能なリスク、不確定要素、またその他の要因により、実際に発生する結果、財務状態、発展及び業績が、本資料に記載の予測・予定事項と大幅に異なる可能性があります。本資料に示される将来予測に関する意見の正確性や進展が実際に起こりえるかどうかに関しても責任を負うものではありません。ここに示されたいかなる情報、予測、推定、目標、意見に関して、明示的あるいは黙示的な表明や保証を行うものではなく、又、そのため、これらの記述に全面的に本資料の記載事項に依存される