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2017-07-24

ランクセス、逆浸透膜エレメント製品群を拡充

  • 飲料水および廃水処理向けの3つの新しい「レバブレン」製品
  • エンド・オブ・パイプ・ソリューションで微量成分を除去
  • マルチリユース・プロジェクトの一環でBMBFが資金提供する、「レバブレン」エレメントを採用したパイロットプラントが、2017年7月に稼働開始
ドイツ・ビターフェルド拠点において、「レバブレン」膜エレメントの組み立て中に端板(ATD)を設置しています。この後、端板は、稼働中のエレメントの変形を防止します。独特なデザインでエレメントを支持する「レバブレンATD」は、ランクセスの独自性を表しています。(写真:ランクセスAG)

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、逆浸透膜(RO)エレメントの製品群を拡充します。水処理向けにすぐに利用可能な新製品「レバブレン® Lewabrane®RO ULP」は、3つの製品グレードで構成されています。標準エレメントと比較して、これらの新製品は、同等の高レベルな有害物質の除去率を保持しながら、より高い水透過性を備えています。圧力容器で必要とされる操作圧は従来比で40%低減できるため、運転コストの削減となります。さらに、この新しい膜エレメントは、廃水や飲料水から微量成分を除去する、より良い選択肢の一つとなります。

 

液体高純化テクノロジーズビジネスユニットのメンブレンビジネスの責任者であるアレクサンダー・シェフラーは、次のように述べています。「新しいULP製品群は、高流量、適度な脱塩率、低消費電力が主な設計パラメータとなる用途に推奨されます。従って、用途分野は、飲料水のコスト効率の高いろ過や、高度な廃水処理などが挙げられます。同製品群の特長を期待するランクセスのお客様からは、すでに事前発注をいただいています」

 

低操作圧でコスト効率よく微量成分を除去

水体には、微量成分として知られている合成有機化合物が含有しており、その濃度は1リットルあたり数ナノグラムから最大数マイクログラムに至ります。その発生源は、例えば、医薬品、家庭用化学品、工業化学物質、化粧品、作物保護剤で、これらは一般家庭や工業廃水を通して水道システムに混入します。

 

今回の新製品群の名称であるULPは、「超低圧」を意味します。この膜エレメントの特長は、低動作圧でも上記のような有機化合物をほぼ完全に除去することができることです。「飲料水の処理施設は、日々膨大な量の表流水を処理しています。そのため、投資費用を最小限に抑えるには、高い水透過性を備え、それにより高い流量を可能にする、ランクセスの『レバブレンRO ULP』製品群のような膜エレメントが最適と言えます」と、シェフラーは述べています。

 

「レバブレン」ブランドの全製品群の中で、ULP製品群の膜エレメントが最も親水性を持つ表面を備えており、膜エレメントに廃水中の有機物が堆積すること(代表例:バイオファウリング)を低減します。この親水性の特長により、膜表面に薄い水の保護層が形成され、これが有機物の吸着を防ぎます。

 

膜エレメントの間に組み込まれた、ASDフィードスペーサーは原水のためのスペースを作るとともに、ファウリングも低減します。太さの異なるフィラメントが交互に配置されたことにちなんでASDalternating strand design)と名付けられ、このデザインによって均一なオーバーフローを引き起こし、バイオファウリングを防ぎます。これがケミカルクリーニングの薬剤必要量を減らし、かつクリーニングの間隔を延長するため、稼働コストを低減します。

 

マルチリユース・プロジェクト:エンド・オブ・パイプ・ソリューションにおける「レバブレン」

「廃水リサイクルにおけるモジュール処理およびモニタリング(マルチリユース)」に関する研究プロジェクトは、ドイツ連邦教育研究省(BMBF)の資金提供を受けて2016年に開始されました。このプロジェクトの目的は、省エネルギー型廃水利用プロセスの開発および改善です。これを背景に、Oldenburgisch-Ostfriesische WasserverbandOOWV 水管理協会)が研究パートナーおよび設備メーカーと協力し、求められる水質と水量を製造するための柔軟なプロセスを開発します。研究パートナーはIWW Zentrum Wasser GmbH、デュイスブルク-エッセン大学(UDE)バイオフィルムセンター、設備メーカーはinge GmbH ドイツ・ビターフェルドのIAB Ionenaustauscher GmbH(ランクセスの完全出資子会社)、De.EnCon GmbHです。この目的を達成するために、この事業体は共同革新的な処理の組み合わせと膜技術分野における新規開発技術を使用しています。同時に、プロセス管理と衛生関連パラメータの品質をモニタリングするためスピーディで信頼性の高い方法が開発されています。

 

上記の研究成果はドイツ・ニーダーザクセン州ノーデンハム水処理プラントにおいてOOWVと協力体制で実施されており、このパイロットプラントは20177月に稼働します。ここでは、新しいULP製品群を含むランクセスの膜エレメントが使用されています。「私たちは、長期の実証実験において、ランクセスの膜エレメントのファウリングと除去特性を研究しています」と、シェフラーは述べています。

 

ランクセスの新しい膜エレメントと多岐にわたる水処理製品群の詳細は下記のURLをご覧ください。

https://lpt.lanxess.de/



これは、ドイツ・ケルンで74日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 19,200、世界中に75の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウジョーンズサステナビリティインデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

本プレスリリースには、ランクセスの予測、見解、期待、そして第三者からの引用を含む、予測・予定事項の記述がございます。様々な既知あるいは予測不能なリスク、不確定要素、またその他の要因により、実際に発生する結果、財務状態、発展及び業績が、本資料に記載の予測・予定事項と大幅に異なる可能性があります。本資料に示される将来予測に関する意見の正確性や進展が実際に起こりえるかどうかに関しても責任を負うものではありません。ここに示されたいかなる情報、予測、推定、目標、意見に関して、明示的あるいは黙示的な表明や保証を行うものではありません。そのため、これらの記述につきまして、本資料の記載事項に全面的に依存されることは控えて頂きますようお願いします。本資料に示したいかなる脱漏、誤った記述に関しても責任を負いかねます。また、この資料を使用することによる直接的あるいは間接的に生じる事項に関して、ランクセスとその関連会社、役員、責任者、従業員は一切の責任を負いかねますので、併せてご了承いただきますようお願い申し上げます。

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