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環境対応に印す足跡

日本および韓国でのRubber Dayの開催に向けて、ランクセスでテクニカルラバープロダクツビジネスユニットのトップを務めるギュンター・ヴァイマンスと会談し、世界規模でのエネルギーバランスと持続性のある開発、および特殊化学企業の受け入れ国がそのノウハウから得ることができる具体的な利点についてお話を伺いました。


ランクセス:「Innovations for Greener Mobility(環境対応型車社会を推進する技術イノベーション)」という、Rubber Day Japan向けてランクセスが選択したモットーは、持続性と環境配慮に重点を置くことを示しています。ヴァイマンスさん、このような製品開発にランクセスはどのように取り組んでいますか。


ギュンター・ヴァイマンス博士:当社では、すでに最新の高性能ゴム製品を幅広く豊富に提供していますが、これらの製品は持続性の概念を特に重視しながら、その用途を世界中に広げ続けています。


このような高度な製品開発は、どのような分野に生かされていますか。?


世界中に残すことを目指している環境重視型二酸化炭素排出対策の好例として「KELTAN Eco」があります。このEPDMゴムはサトウキビを原料として生産されており、さまざまな樹脂加工業界、特に自動車製造業界で使用されています。品質の面からいうと、このバイオベースのエチレンはその競合品に匹敵する品質を有すると同時に、二酸化炭素排出量を削減し、エネルギーバランスを改善しています。

当社は、ブラジルのTriunfo工場で世界中の市場向けに年間約10,000トンのKELTAN Ecoの生産を開始しています。最初の500トンはすでに販売済みです。


自動車産業とエネルギーバランスが良好にかみ合っている具体的な例を挙げていただけますか。


はい、当社がTherbanという商品名で生産しているハロゲン化アクリロニトリル-ブタジエンゴム(HNBR)があります。

ドイツと米国での生産能力を大幅に増強することで、この製品に対して増加する需要に対応しています。HNBRの応用例として、車のエンジンのバルブ制御に使用する歯付きゴムベルトがあります


これを使用することで、エネルギー効率の面でどのように利点が生まれるのですか。


従来のスチールチェーンに比べると、この高性能合成材料を使用することで車重を削減でき、しかもベルトの寿命が短くなることがありません。また、摩擦が少ないので燃費にも好影響があります。

インドと中国で特に大きな需要があります。


日本と韓国でこの傾向が短期間のうちに拡大した理由は何ですか。


走行距離100kmで0.1リットルの燃料節減はたいした利点ではないように思えるかもしれませんが、韓国ですべての新車にTherbanゴム製の歯付きベルトを使用したと考えると、年間の燃料節減量は9,000万リットルから1億3,500万リットルにもなります。日本では毎年万台の新車が登録されているので、この節減量は韓国の2倍ほどになります。


流動性と都市化の巨大なトレンドに押されて、世界の成長市場は急速に発展しています。この速さに追い付いていくにはどうすればいいでしょうか。


大きな需要に応えながら資源の保全を図るために当社が高性能ゴムでとった戦略を示す例を今いくつかご紹介しました。目標とする成長を世界中で推し進めながら、イノベーション、高度な最新テクノロジー、持続性を生産と製品に維持することが、この急速な発展の中で生き残り、さらにはそれを積極的に形成していくための要点となります。


人物紹介

ギュンター・ヴァイマンス博士は、2004年1月からランクセスでテクニカルラバープロダクツビジネスユニットのトップを務めています。

同博士は、ドイツのSevelenで1957年9月25日に生まれました。ボン大学で学び、そこで理論物理学の博士号を取得しています。同博士は、1985年にBayer AGでその経歴を開始しました。高分子研究における5年間のプロジェクトマネージャーを経て、レバークーゼン(ドイツ)、ベイタウン(米国テキサス州)、ピッツバーグ(米国ペンシルバニア州)でさまざまな管理職を務めました。同博士が歴任した重要な職位には、グローバルプロセス技術グループの責任者、テキサスにあるポリウレタン事業グループの主任技術者、ポリウレタン部門のグローバルCTO、バイエルのTDI事業でのトップなどがあります。ギュンター・ヴァイマンス博士は、2004年からランクセスでテクニカルラバープロダクツビジネスユニットのトップを務めています。ここで同博士は、ランクセスにおけるHNBR、EPDM、NBR、CR、EVM、FKM、ネオプレーンの総責任者として活躍しています。

また、2007年の初めからの2年間、同年の7月初めよりランクセスの関連企業であるAlisecaの管理下となっているテクニカルサービスのトップを務めました。同時期には、ランクセスの物流サプライチェーングループ機能の責任者にもなっています。


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環境対応に印す足跡

日本および韓国でのRubber Dayの開催に向けて、ランクセスでテクニカルラバープロダクツビジネスユニットのトップを務めるギュンター・ヴァイマンス博士と会談し、世界規模でのエネルギーバランスと持続性のある開発、および特殊化学企業の受け入れ国がそのノウハウから得ることができる具体的な利点についてお話を伺いました。

環境対応に印す足跡 [PDF, 331 KB]

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