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エネルギー効率は、パリ協定の目標と持続可能な開発目標(SDGs)を達成するための必須条件です。

ランクセスは、常に、エネルギー効率の高いソリューションの開拓に取り組んでいます。エネルギー効率ネットワークの構築は、それを達成するための非常に効果的な方法です。エネルギー効率ネットワークとは、8〜15社の企業で構成され、エネルギー効率を高める機会を共同で特定していくものです。この分析に基づき、各企業およびネットワーク全体で、活動期間中の効率化目標を設定します。これらのネットワークにより、ドイツ国内だけでも、一次エネルギーを75 PJ(ペタジュール)節約し、温室効果ガスを500万トン削減することができます。

熱と蒸気の力を借りて電気を発生させる太陽熱発電所(CSP)のオペレーターではパラボラ・トラフ型の発電システムにが主流となっており、熱安定性と耐久性に優れたランクセスの熱伝導媒体Diphylが評価されています。例えば、スペインのアンダルシアにあるアレナレス(Arenales)電力発電所では、約2,200トンのDiphyl®が循環する吸収管に、放物面鏡で太陽光が集められます。熱交換器で加熱されたDiphylは、蒸気を発生させるために使用されます。そして、蒸気タービンを介して、スペインのおよそ5万世帯に、環境に優しい電力を供給しています。