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2014-01-21

ランクセスの水処理用逆浸透膜エレメント「レバブレン」ドイツ・ケムニッツ火力発電所の水処理施設で採用

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の耐ファウリング性を備えた逆浸透膜エレメント「レバブレン®(Lewabrane®)RO B400 FR」60基は、ドイツ・ケムニッツのダムヴェック火力発電所において採用されました。逆浸透膜を用いたこの水処理施設は、蒸気生産用に前処理した河川水を毎時50から60立法メートル浄化します。ランクセスの液体高純化テクノロジーズビジネスユニットの膜ろ過テクニカルマーケティング責任者であるイェンス・リプニツキ博士は、次のように述べています。「ランクセスの逆浸透膜エレメントを使用することで、河川水の有機汚染を90%削減するというダムヴェック火力発電所の要望に容易に応えることが可能となります」

 

ケムニッツ発電所の水処理施設は、本社をドイツ・ツェレ市に置く水処理システムのスペシャリスト、ベルケフェルト社によって開発・設計されました。ベルケフェルト社は、グローバル企業であるヴェオリア・ウォーター・ソリューション&テクノロジー社の子会社であり、ヴェオリア社の水事業部門は、水処理ソリューションの世界有数のプロバイダーです。ヴェオリア社のコア・コンピタンスは、飲料水および工業用プロセス水の処理、そして排水の浄化およびリサイクルを企画・建設することです。

 

ケムニッツ発電所

ケムニッツ発電所は、eins energie in sachsen GmbH & Co.KGによって経営されています。ザクセン州南部に位置する有数の電力サービスプロバイダーである同社は、1,000社を超える製造業顧客を含む約40万の個人および法人顧客を抱えています。

 

ケムニッツ火力発電所の高さ302メートルの煙突は、ザクセン州で最も高い建築物となります。同発電所では、発電および地域暖房向けにコジェネレーション(熱電併給)システムを導入しています。発電所は3ブロックに分かれ、その内の2ブロックでは、国産の褐炭を燃料として使用しており、燃焼排ガスの除塵および脱硫の最先端装置を用いた低排出焼却プロセスを導入しています。もう1ブロックでは、天然ガスまたは灯油を燃料として使用しています。コジェネレーション技術は、熱と電力を同時に生産することで、燃料を効率的に使用するソリューションです。

 

同発電所は、冷却工程および蒸気生産のためにケムニッツ川とチョーパウ川から水をくみ上げています。水の使用目的(冷却水、工業用プロセス水、蒸気生産用の高純度あるいは完全な脱塩水)によって、複雑な機械的、化学的処理プロセスが必要になります。イオン交換樹脂を用いて軟水処理あるいは脱塩処理を行っても、水中にはかなりの有機物質が含まれており、この有機物質は水が蒸気になる過程において余剰の導電性を発生させ、それがタービンや他の部品に害を及ぼします。しかしながら、ランクセスの逆浸透膜エレメントは、特に、有機物質の除去処理を確実に行うため、水質を安定させることができます。供給水の約90%は透過水として、その後の工程に使用され、残りの約10%は濃縮水として、工業用プロセス水に加えることで使用されます。

 

水処理用の膜ろ過エレメントは、ファウリングの可能性が高い水にも利用可能

ケムニッツ発電所で使用されている逆浸透膜エレメント「レバブレンFR」製品群は、特にファウリングの可能性が高い水に最適です。「レバブレンRO B400 FR」の膜の表面積は、37.2㎡(400ft²)、直径は201mm(8インチ)です。

 

「レバブレン」製品群は架橋ポリアミド複合膜から成り、複数の層に巻かれ、スパイラル型エレメントに組み立てられています。ランクセスの逆浸透膜のエキスパートであるリプニツキ博士は、「ランクセスの逆浸透膜エレメントの特徴は、高い重合度と低い表面電荷です。この特徴のため、沈着粒子の堆積を防ぎます」と説明しています。さらに、新しく開発されたFRタイプには、特殊なフィードスペーサーが採用されています。これについて同博士は、「この膜エレメントは流入口で大きな乱流が発生するように設計されました。これにより、粒子が膜表面に溜まることを軽減します」とも述べています。

 

膜ろ過においてファウリングとは、コロイドと呼ばれる沈着粒子が膜表面に堆積することを指し、ろ過能力の低下につながります。ランクセスの新FRエレメントは、このようなファウリングを軽減するため、メンテナンス間隔を延長し、透過処理量を上げることができます。

 

ランクセスのビターフェルド拠点(ドイツ)で生産されている逆浸透膜エレメントは、工業用水処理向けに特別に設計されました。その用途分野には、有機物または微生物などのファウリングの可能性が高い、かん水、塩濃度の低い水、排水が含まれます。

 

ランクセスの膜ろ過エレメントの詳細は下記URLでご覧いただけます。

www.lewabrane.com.

 

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 これは、ドイツ・ケルンで1月7日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて:

ランクセスは、世界31カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2012年の総売上は91億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 17,500人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄です。また、気候変動に関して優れた取組みおよび情報開示を行っている企業で構成されるCDLI(Carbon Disclosure Leadership Index:情報開示先進企業リスト)に選定されています。ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp

 

 

 

本件に関するお問い合わせ先:

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

このニュースリリースには、ランクセス経営陣による現在の仮定と今後の予測に基づく記述があります。既知あるいは未知の各種リスクや不確定性、その他の要素により、本頁に記載された予測と弊社の今後の総合売上高、財務状況、業績の数字が異なる場合があります。弊社は、ニュースリリースの記載事項を更新、もしくは今後の出来事や進展状況に合わせ、内容を変更する義務はないものとします。

 

その他の情報:

ランクセスのニュースリリースは www.lanxess.co.jp の”プレスリリース”項目よりご覧ください。また、役員およびその他の写真は http://photos.lanxess.com.(英語)より入手いただけます。ランクセスの動画および音声、ポッドキャストについては下記をご覧ください。http://multimedia.lanxess.com(英語)ランクセスのウェブマガジンは下記でご覧いただけます。

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(2014-00001J)

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