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2013-11-18

ランクセス、水処理向けイオン交換樹脂製造75周年記念式典を開催

  • ドイツ・ザクセンアンハルト州のライナー・ハーゼロフ州首相とビターフェルト・ヴォルフェン市のペトラ・ヴスト市長が式典に臨席
  • 1938年に工業規模の洗浄用ポリマービーズの製造を開始
  • ランクセスは、高性能水処理ソリューションにおけるワンストップサプライヤー

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)は、水処理向けイオン交換樹脂製造75周年の記念式典を10月22日に開催しました。水処理の歴史とビターフェルト・ヴォルフェンは、密接な関係があります。ムルデ川沿いにあるこの都市は、液体から汚染物質を除去し水質を向上するイオン交換樹脂である高性能ポリマービーズの発祥の地です。今から75年前に、ヴォルフェンで初めて小粒径樹脂ビーズの工業規模生産がスタートしました。ランクセスは現在、ビターフェルト拠点およびその他の拠点において、イオン交換樹脂とRO膜エレメント(逆浸透膜)を製造し、世界中のあらゆる地域で清浄な飲料水の確保に重要な貢献をしています。

 

ランクセスの経営委員会メンバーである、レニェー・ファン・レッセルは、この記念式典で次のように述べています。「『水資源』は今日の主要なメガトレンドの1つです。継続的な世界人口の増加とそれに伴う水消費量の増加により、安全な飲料水はこれまで以上に貴重になってきています。世界中で飲料水の供給が深刻化していく中で、ランクセスは、その課題に対応するため、革新的な製品とソリューションを提供しています。世界中の人々の生活水準向上を目指し、ランクセスのノウハウを戦略的に活用しています」

 

ザクセンアンハルト州のライナー・ハーゼロフ州首相は、伝統的な化学産業の地元にとっての重要性を強調しています。「本日の記念式典は、ランクセス社とビターフェルト・ヴォルフェンがいかに密接な関係にあるかを実証しています。ランクセス社のような屈指の企業によるコミットメントは、ザクセンアンハルト州が工業立地として高く評価された証です。ザクセンアンハルト州の優位性の1つは、このビターフェルト・ヴォルフェン市などにある化学工業団地です。化学工業団地では、複数の企業がインフラやサービスを共同利用することで、コストの効率化を図っています。過去数年間の実績から、この戦略が成功裏に機能していることが明らかです」

 

ビターフェルト・ヴォルフェン市のペトラ・ヴスト市長は次のように述べています。「イオン交換樹脂の開発は、伝統あるビターフェルト・ヴォルフェン工業団地における多くの画期的な発明の1つとなっています。75年間、このプロセスが世界中で高い評価を受け使用されていることに市長として誇りを感じています。この地で開発された製品の中でも、このような長い実績を誇る製品は他に類を見ません。ドイツ統合以来バイエル社が、そして2004年以降は、最先端プラントにおいて製造活動を展開しているランクセス社がこの実績に大きな役割を果たしてきました。特に、ビターフェルト・ヴォルフェン拠点における複合プラント増強のランクセス社の決定は、この工業団地の競争力の高さを示しているだけでなく、この地域へのランクセス社のコミットメントの再確認となります。心より感謝申し上げます」

 

ビターフェルトは、メガトレンドの水資源におけるランクセスの最重要拠点

ランクセスは、ドイツのビターフェルトとレバクーゼン、インドのジャガディアにおいて高性能の水処理製品を製造しています。メガトレンドの「水資源」における最重要拠点であるビターフェルトでは、ランクセスは均一粒径イオン交換樹脂製造用の複合プラントを運営しています。このプラントは、同業界では、世界最大級の最先端施設となっています。ランクセスは2年前に、ビターフェルト拠点において、水処理用途向けRO膜用の新製造プラント(投資額約3,000万ユーロ)の稼働を開始しました。ファン・レッセルは、次のように述べています。「ランクセスは、水処理事業を継続的に強化しています。世界の水処理向けイオン交換樹脂の需要は、年間成長率約4%を示しています。これを受けて、ランクセスでは1,000万ユーロを投資し、現在、レバクーゼン拠点において弱酸性カチオン交換樹脂の製造ラインと充填・包装用の最先端施設を新設しています」

ライン川に面した同拠点の製造能力増強工事は、2014年中頃に完成予定です。

 

液体高純化テクノロジーズビジネスユニットの責任者であるジャン-マルク・ヴェセルは、次のように述べています。「ランクセスは、イオン交換樹脂『レバチット®(Lewatit®)』とRO膜エレメント『レバブレン® (Lewabrane®)』を提供することで、水処理分野における有数のワンストップサプライヤーとなるだけでなく、欧州におけるRO膜エレメントの唯一のメーカーでもあります。これらの2つの製品ブランドを組み合わせて使用することで、高効率の高純化システムを形成し、例えば、海水の脱塩に使用することで飲料水を得ることも可能です」

 

家庭用および工業用の効果的なビーズ

イオン交換樹脂の働きは、非常にシンプルです。直径1ミリ以下の小さなポリマービーズが液体中の不純物と結合し、無害な物質に変換します。一般的な用途例としては、食器洗浄水の軟水化や家庭用水ろ過装置の炭酸硬度分除去などがあります。発電所では、高純度な水や蒸気を生産するためにこのポリマービーズが使用されています。それにより、析出物や腐食を防ぎ、効率性、運転の信頼性、使用年数を向上します。また、イオン交換樹脂は、地下水や工業廃水から有機汚染物質や重金属を選択的に除去します。

 

波乱に富んだイオン交換樹脂の歴史

イオン交換樹脂は、1930年代にヴォルフェンにおいて開発されました。ポール・ロバート・グリースバッハとその従業員らがこの地で研究を重ね、最初の試作品を経て、1936年に初めて市場に投入されました。イオン交換樹脂は、1938年にWOFATITの製品名で工業規模の生産が始まり、翌年8月1日に正式に商標登録されました。グリースバッハはその当時においても、イオン交換樹脂が基礎原料の様々な配合により多岐にわたる分野で活用の可能性があることを認識していました。

 

第2次世界大戦後、国営のVEB Farbenfabrik Wolfen社において同製品の製造が継続されました。西ドイツに渡ったヴォルフェンの専門家のサポートにより、1950年代にレバクーゼンに新たな製造拠点が設立されました。ここで製造されたイオン交換樹脂の商標名は「レバチット」でした。

 

1960年代には、マクロポーラス樹脂の開発により、大量の水を経済的に処理することが可能となりました。VEB Farbenfabrik Wolfen社は、1969年に設立されたVEB Chemiekombinat Bitterfeld社によって統合されました。続く20年間で技術的な革新が進み、1970年代には向流再生技術が導入され、1980年代に均一粒径イオン交換樹脂が開発されました。

 

1991年、ドイツ統合直後、バイエル社がビターフェルト社のWOFATIT樹脂の販売権を獲得しました。1996年、旧VEB Chemiekombinat Bitterfeld社の近郊に位置するバイエル・ビターフェルトGmbHの拠点に新しいイオン交換樹脂複合プラントとIAB GmbHの建設が始まりました。製造ラインの従業員を継続して雇用するため、新プラントがスタートするまで、「前社から引き継いだ」3つのユニットの稼働を継続しました。新プラント複合施設は、1999年1月に稼働を開始しました。

 

2004年にランクセスがバイエル社から分離した際、IAB Ionenaustauscher GmbHもランクセスに統合され、その3年後、ビターフェルト拠点の均一粒径イオン交換樹脂の製造能力が増強されました。2010年1月21日には、膜分離技術向けの新プラントの着工式がビターフェルトで行われました。そのわずか20ヶ月後の2011年9月、ビターフェルトにおいて水処理向け逆浸透膜エレメントの最先端の製造施設が稼働しました。

 

ランクセスの液体高純化テクノロジーズビジネスユニット

液体高純化テクノロジーズビジネスユニットは、世界中に500名の従業員を擁し、その内300名がドイツ(内、ビターフェルトは130名)で従事しています。 同ビジネスユニットは、パフォーマンスケミカルズ部門(2012年売上高:22億ユーロ)に属しています。

 

 

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これは、ドイツ・ケルンで10月22日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて:

ランクセスは、世界31カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2012年の総売上は91億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 17,500人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・ワールド・インデックス(DJSI World)」および「FTSE4Good」の構成銘柄です。また、気候変動に関して優れた取組みおよび情報開示を行っている企業で構成されるCDLI(Carbon Disclosure Leadership Index:情報開示先進企業リスト)に選定されています。ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先:

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

このニュースリリースには、ランクセス経営陣による現在の仮定と今後の予測に基づく記述があります。既知あるいは未知の各種リスクや不確定性、その他の要素により、本頁に記載された予測と弊社の今後の総合売上高、財務状況、業績の数字が異なる場合があります。弊社は、ニュースリリースの記載事項を更新、もしくは今後の出来事や進展状況に合わせ、内容を変更する義務はないものとします。

 

その他の情報:

ランクセスのニュースリリースはwww.lanxess.co.jpの”プレスリリース”項目よりご覧ください。また、役員およびその他の写真は http://photos.lanxess.com.(英語)より入手いただけます。ランクセスの動画および音声、ポッドキャストについては下記をご覧ください。http://multimedia.lanxess.com(英語)ランクセスのウェブマガジンは下記でご覧いただけます。

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(2013-00128J)

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