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2014-11-07

ランクセス、2014年度第3四半期業績を発表

堅調な業績を達成、事業再構築プログラムの第1段階を実施

  • 2016年度末から年間1億5,000万ユーロのコスト削減
  • 2016年度末までに世界的に約1,000名の人員削減を計画
  • 2016年度末まで1億5,000万ユーロの特別損失を計上
  • 2014年度第3四半期の連結売上高: 20億4,000万ユーロ(前年同期と同水準)
  • 第3四半期の特別項目調整前EBITDA: 2 億 1,000万ユーロ(前年同期比:12.3%増)
  • 第3四半期の純利益: 3,500万ユーロに増加
  • 2014年度通年の業績予測範囲を確認: 特別項目調整前EBITDAは7億8,000万ユーロから8億2,000万ユーロ

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、2014年度第3四半期の業績を発表しました。ランクセスは現在、3段階の事業再構築プログラムを迅速に進めています。第1段階の「事業部および管理部門の組織再構築による競争力強化」において、ランクセスは、2016年度末から年間1億5,000万ユーロのコストを削減する計画です。本年度はすでに約2,000万ユーロの削減を見込んでいます。

 

事業再構築の第1段階では、2016年度末までに世界的に約1,000名の人員削減を行います。その内、約500名はドイツ国内で実施されます。対象となる職務は、主に管理およびサービス部門、マーケティングおよび営業、そしてR&D部門となります。人員削減によって、2016年度末まで特別損失1億5,000万ユーロが計上されます(その内、約1億ユーロは2014年度に発生)。

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「事業再構築の実施により、中期的にランクセスを再び持続可能な成長軌道に乗せる土台を構築します。人員削減は、ランクセスの競争力強化を図る上でやむをえない措置となります」ランクセスは、ドイツの複数の拠点において人員削減を実施するにあたり、退職プログラムに関して従業員代表と合意に達しました。対象となる従業員は、退職金と退職後の再就職支援サポートプログラムが提供されます。

 

ランクセスの経営委員会メンバー 兼 労使関連ディレクターのレニェー・ファン ・レッセルは次のように述べています。「今回の人員削減は、非常に残念なことです。しかしながら、建設的な話し合いを継続的に行った結果、ドイツの従業員代表と公平な合意に至りました」

 

11月6日時点で、ドイツで対象となる約500名の従業員の半数以上が同プログラムを受け入れました。同プログラムはあと数週間で終了予定ですが、それまでに人員削減の計画人数に達しない場合は、経営上の理由により継続して人員削減を検討しなければなりません。

 

ランクセスは、ドイツ以外の拠点においても、各国ごとの計画に基づき人員削減を実施する予定です。

 

3段階の事業再構築プログラム

2014年11月初旬、ランクセスは事業再構築プログラムの第2段階である「製造および営業とサプライチェーンにおける競争力強化」に着手しました。ここでは、営業とサプライチェーンおよび製造プロセスと施設の最適化に注力します。これに関連する対策は、2015年と2016年に実施されます。

 

同プログラムの第3段階の「事業ポートフォリオの競争力強化」では、ゴム事業の水平・垂直連携に注力します。第3段階も2015年と2016年に実施されます。

 

ツァハトは次のように述べています。「2016年度以降、ランクセスは、事業再構築プログラムによるコスト削減から十分に利益を確保することが可能となります。その後、ランクセスはアドバンスト中間体およびパフォーマンスケミカルズ部門に注力し、再び成長軌道に乗ることを堅実に目指してまいります」

 

2014年度第3四半期の業績は堅調

2014年度第2四半期の連結売上高は、製品売価の若干の低水準を販売量の増加で補うことで、前年同期とほぼ横ばいの20億4,000万ユーロを達成しました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期比12.3%増の2億1,000万ユーロ(前年同期:1億8,700万ユーロ)となりました。この増加は、管理費の節減、プラントの稼働率向上、棚卸資産評価減が発生しなかったことなどによるものです。特別項目調整前EBITDAマージンは、前年同期比10.3%(前年同期:9.1%)と増加しました。 3部門全てが増益に貢献しました。純利益は、3,500万ユーロ(前年同期:1,100万ユーロ)と大幅に増加しました。

 

純金融負債は、主に増資が順調に行われたため、2013年度末時点の17億ユーロから約14億ユーロとなりました。

 

事業分野別の業績

パフォーマンスポリマーズ部門のほぼ全てのビジネスユニットが製品売価の値下げと販売量の低下に影響を受けました。最終的に、売上高は前年同期比4.3%減の10億5,000万ユーロとなりました。業績は、製造コストと研究開発費の削減、棚卸資産評価減が発生しなかったことにより向上しました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期比10.7%増の9,300万ユーロとなりました。

 

アドバンスト中間体部門の売上高は、主に農薬の堅調な需要継続が牽引し、前年同期比5.2%増の4億2,400万ユーロとなりました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期比4.2%増の7,400万ユーロとなりました。

 

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高は、前年同期比2.7%増の5億6,100万ユーロとなりました。これは皮革用化学品および無機顔料ビジネスにおける販売量の増加という恩恵によるものです。特に、製品売価の上昇と販売量の増加により、特別項目調整前EBITDAは前年同期比5.6%増の7,600万ユーロとなりました。

 

地域別業績

EMEA(ドイツを除く欧州、中東、アフリカ)地域の2014年度第3四半期の売上高は、前年同期比3.7%減の5億6,900万ユーロとなりました。為替変動、フランスのEpierreに拠点をおく「Thermophos France S.A.R.L」のリン事業部の買収に伴うポートフォリオ効果、また「Perlon-Monofil GmbH」の株の売却による持分調整の影響で、売上高は3.4%減となりました。パフォーマンスポリマーズ部門の売上高が前年同期比で一桁台後半の減少率となった一方で、アドバンスト中間体およびパフォーマンスケミカルズ部門は僅かながらも増収となりました。主にイタリア、ベルギー、アイルランド、スイス、ポルトガルで売上減となりましたが、一方で特にオランダ、アイスランド、トルコ、オーストリアで需要増となりました。

 

EMEA(ドイツを除く欧州、中東、アフリカ)地域は、引き続きランクセスグループ最大の売上高をあげる地域となり、グループの総売上高の27.9%(前年同期:28.8%)を占めます。

 

ドイツの売上高は、前年同期とほぼ同水準の3億6,100万ユーロで、大きなポートフォリオ効果は見られませんでした。パフォーマンスポリマーズおよびパフォーマンスケミカルズ部門の売上高が前年同期比で減少した一方で、アドバンスト中間体部門の売上高は一桁台半ばの増加率を達成しました。

 

ドイツの売上高はグループの総売上高の17.7%(前年同期:17.8%)を占めます。

 

北米地域の売上高は、前年同期比1.5%増の3億4,700万ユーロを達成しました。為替変動とポートフォリオ効果の調整後、売上高は2.2%増となりました。パフォーマンスケミカルズとアドバンスト中間体部門の売上高が一桁台半ばの増加率となり、パフォーマンスポリマーズ部門の一桁台前半の減少率を上回ったことにより好業績となりました。

 

米国は同地域の発展の主な牽引役となっています。同地域の売上高は、グループの総売上高の17.0%(前年同期:16.7%)を占めます。

 

中南米地域の売上高は、前年同期比12.2%減の2億900万ユーロと大幅に減少しました。若干の為替変動とポートフォリオ効果の調整後の数値は12.0%減となりました。これは、パフォーマンスポリマーズ部門の売上高の二桁の減少率が影響しました。一方でアドバンスト中間体部門における売上高は二桁の増加率となりました。パフォーマンスケミカルズ部門は前年同期とほぼ同水準ながら、わずかに売上減となりました。中南米地域の業績は、ブラジルとチリの売上高に大きく影響されています。

 

中南米地域の売上高は、グループの総売上高の10.2%(前年同期:11.6%)を占めます。

 

アジア太平洋地域の売上高は、前年同期比7.6%増の5億5,400万ユーロを達成しました。為替差損と若干のポートフォリオ効果の調整後の売上高は8.4%増となりました。アドバンスト中間体部門の売上高は二桁の増加率で好業績となりました。パフォーマンスポリマーズ部門は一桁台半ばの増加率、パフォーマンスケミカルズ部門は一桁台後半の増加率の売上増を達成しました。主にインド、シンガポール、韓国、中国、日本がこの好業績を牽引しています。一方で、特に香港、台湾、タイでは売上減となりました。

 

同地域の売上高は、グループの総売上高の27.2%(前年同期:25.1%)を占めます。

 

今後の見通し

ランクセスは、2014年度通年の業績予測範囲を確認し、前回発表時の予測通り特別項目調整前 EBITDAは、7億8,000万ユーロから8億2,000万ユーロの見通しを立てました。すでに本年度の事業再構築による2,000万ユーロのコスト削減が見込まれ第4四半期において予測されるコスト負担増は軽減されます。

 

2014年度第3四半期 主要データ(単位:100万ユーロ)

 

 

 

 

 
 

2013年度

 

3四半期

 
 

2014年度

 

3四半期

 
 

変動率

 

%

 
 

売上高

 
 

2,050

 
 

2,040

 
 

-0.5

 
 

特別項目調整前EBITDA

 
 

187

 
 

210

 
 

12.3

 
 

特別項目調整前EBITDA

 

マージン %

 
 

9.1

 
 

10.3

 
 

 

 
 

純利益

 
 

11

 
 

35

 
 

>100

 
 

1株あたり利益(EUR

 
 

0.13

 
 

0.38

 
 

>100

 

 

 

#            #            #

 

これは、ドイツ・ケルンで11月6日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2013年の総売上は83億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)とヨーロッパ・インデックス(DJSI Europe)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先:

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

村上 幸

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

このニュースリリースには、ランクセス経営陣による現在の仮定と今後の予測に基づく記述があります。既知あるいは未知の各種リスクや不確定性、その他の要素により、本頁に記載された予測と弊社の今後の総合売上高、財務状況、業績の数字が異なる場合があります。弊社は、ニュースリリースの記載事項を更新、もしくは今後の出来事や進展状況に合わせ、内容を変更する義務はないものとします。

 

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(2014-00100J)