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2017-03-02

ランクセス、東京在住の20代から60代の男女を対象に 2020年に向けて「東京の景観に関する意識調査」を実施

後世に残したい東京の景観の第1位は、下町ならではの情緒あふれる「浅草・墨田・押上」が選ばれ、全体の約6割を占める

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、東京在住の20歳から69歳までの男女、計1,030名を対象に、「東京の景観に関する意識調査」を実施しました。

 

無機顔料の世界有数のメーカーであるランクセスは、無機顔料で着色されたコンクリート建築の多様性や芸術性、技術特性を広めるための取り組みを「カラーコンクリートワークス」と銘打ち、近年、日本においてもその取り組みに注力しています。今回の調査は、その取り組みの一環として、今後2020年に向けて増加するであろうインフラ整備を前に、東京都民がどのような都市景観や色彩に好感を抱くのか、またどのような景観を後世に残したいかを探ろうとしたものです。本調査で明らかになった主な調査結果は下記のとおりです。なお、本調査結果について、都市景観における色彩計画の専門家である吉田愼悟氏よりコメントをいただいています。

 

「東京の景観に関する意識調査」主な結果

 

【1】後世に残したい東京の景観の第1位は「浅草・墨田・押上」(59.0%)に!第2位には「銀座」(39.5%)、第3位は「上野」(36.8%)に!


後世に残したい東京の景観について尋ねたところ、全体の約6割(59.0%)が下町ならではの情緒あふれる「浅草・墨田・押上」の景観を選択し、1位となりました。理由として、「日本の伝統的な建物や景観が美しいから」「昔ながらの下町風情を残したい」「温かみがある、落ち着ける」などの意見が多く見られました。続いて、最先端のトレンドと老舗の伝統をあわせもった「銀座」の景観が39.5%2位となり、「高級感や品がある街並みだから」「最先端のお店と伝統的な老舗がバランスよく融合している」などが理由として挙げられました。さらに、美術館や博物館などが集う文化の香りが漂う「上野」の景観が36.8%3位となり、「世界遺産になった美術館など素晴らしい施設がたくさんあるから」「自然と文化が調和している魅力的な場所」などが理由として挙げられました。

世代別で比較すると、「浅草・墨田・押上」は20代から60代まで全ての世代で1位となり、世代を超えた支持を得ました。その一方で、2位の「銀座」は世代が上がるにつれて回答者の割合も上がることがわかりました(20代が31.1%に対し、60代では48.5%)。また、20代では「お台場」が24.3%となり、他の世代の割合がいずれも15%を下回ることを踏まえると、若者に圧倒的な人気であることがわかりました。さらに、選択した人が少ない景観をみると、新たなビルや商業施設が続々と完成し、今後さらに再開発やインフラ整備などが進むエリアにも関わらず、「豊洲」が3.8%、「品川」が3.6%という結果になりました。

この調査結果について、吉田氏は次のように述べています。「東京の伝統的な町の風景を残す『浅草・墨田・押上』が、近代的な都市景観に変貌した『銀座』や『日本橋』を抑えて、第1位になったことはとても興味深い。多くの日本人が海外を旅行する時代になり、そこで見た海外の都市景観と比較して、それらをただ模倣するのではなく、東京の独自の文化を育てていく機運が高まっているのであろう」

【2】景観が都市の魅力に影響すると考えている人は、85.1%!
また、現在の東京の景観を魅力的だと思うと回答した人は6割超!

都市の景観について尋ねたところ、景観が都市の魅力に影響すると考えている人は、全体の85.1%に上ることが明らかになりました。また、現在の東京の景観を魅力的だと思うか尋ねたところ、魅力的だと回答した人は、「大いに思う」「少し思う」を合わせると、6割超(61.0%)となりました。

2020年に向けて東京の景観をより魅力的にするための取り組みとしては、「建物や看板の色・デザインのルールづくり」(29.8%)、「街路樹を植えるなど緑豊かな景観をつくる」(23.6%)、「昔ながらの街並みや伝統的な建築物の保存」(23.4%)が挙げられました。

また、「その他」の自由回答の中には、「電柱がない街並みをつくる」といった日本特有の景観の課題を挙げた回答も見られました。
吉田氏はさらに、「この調査結果を見ると、景観法の施行(2004年公布)以降、美しい日本の景観を取り戻す動きが活発化している。行政が先行してきたこの取り組みは、広く一般の人達の支持を得るまでになったと感じる。この傾向は一時的な流行ではなく、今後多くの都会人にとって常識として定着していくだろう」と述べています。

【3】現在の東京のイメージカラーは「灰色系」が約6割を占める
また、2020年の東京のイメージカラーは「白系」「灰色系」が合わせて約5割を占める結果に

現在の東京のイメージカラーを尋ねたところ、約6割(57.4%)の人が「灰色系」を選び、2位の「白系」(13.6%)を大きく引き離しました。一方で、2020年の東京のイメージカラーは「白系」(27.6%)が1位、「灰色系」(27.2%)が2位となり、合わせて全体の約5割(54.8%)を占めました。さらに、「ベージュ系」が11.0%で3位の結果となり、世代別にみると、「ベージュ系」と回答した年代では60代(23.8%)が最も多いことがわかりました。20代では、「赤系」が9%で、「白系」(31.5%)、「灰色系」(29.5%)に続く3位となり、全体で「赤系」を選択した割合(5.1%)を4%上回りました。

2014年にランクセスが実施した東京在住の大学生を対象とした意識調査※では、約6割(58.6%)が現在(2014年当時)の東京のイメージカラーとして「灰色系」を選んでおり、今回の結果と大きく変わりませんでした。
また、2020年の東京のイメージカラーは「灰色系」が20.6%、「白系」は18.8%の人が回答し、その他では、「赤系」(14.9%)、「青系」(11.2%)が選択されていました。

吉田氏はこの結果について、「日本の高度成長期、公害に苦しむ東京は『灰色の東京』と言われた。この時の灰色という言葉はネガティブな意味で使われた。その後、東京は公害を克服し、青空を取り戻して、清潔なイメージの都市となった。今回実施されたアンケートを見ると、東京の建築物の理想的な色彩として灰色系は上位に在る。このようなことを考えると、東京のイメージカラーとして選ばれた灰色系は、ネガティブな意味だけではなく、ポジティブな意味も含んでいる」と述べています。

※「都市の景観および建造物の色彩に関する意識調査」(2014年11月実施)の詳細につきましては、http://lanxess.co.jp/jp/media-japan/media-japan/press-releases-japan/ipg-online-survey-on-cityscape-in-tokyo-20150220-j/ をご覧ください。

【4】カラーコンクリートを使用すると、コンクリート建築の印象が良くなると回答した人が約7割に
コンクリート建築のイメージについて尋ねたところ、「冷たい」と回答した人が44.8%で1位となりました。

その一方で、カラーコンクリートを使用することで、コンクリート建築のイメージが変わるかを尋ねたところ、「とても印象が良くなる」「やや印象が良くなる」と回答した人を合わせると、全体の約7割(71.1%)となり、多くの人がより豊かな色彩を求める傾向にあることが明らかになりました。

今回の調査は、ランクセスが調査会社マクロミル社を通じて2016年12月に実施しました。
本調査の結果およびランクセスのコンクリート着色に関する詳しい情報は、特設ウェブサイトwww.ccw.lanxess.co.jpをご覧ください。


■ランクセスの無機顔料、着色剤とは
ランクセスの無機顔料は、比類のない色安定性、高い色強度、卓越した耐光性と耐候性を特徴としています。世界中で定評ある顔料「バイフェロックス(Bayferrox)」および「カラーサーム(Colortherm)」は、プラスチック業界での利用をはじめ、過酷な温度環境下における用途に最適な選択となります。

さらにランクセスの無機顔料は、最も厳しい環境基準に沿って製造されているため、あらゆる用途において持続可能なカラーソリューションを提供することができます。幅広い製品群を揃えた「バイフェロックス」酸化鉄顔料(40以上の色相)および「カラーサーム」酸化クロム顔料は、都市の中心部をカラフルで魅力的にする役割を果たしています。

また、ランクセスの着色剤は、建材業界において幅広く使用され、現場打ちコンクリート、プレキャストコンクリート部品、コンクリート瓦、舗装など、さまざまな建材に美的要素を加えることができます。
世界での事例は、「カラーコンクリートワークス」シリーズのカタログは、複数の言語に翻訳されインターネットや印刷物でご覧いただけます。この素晴らしい建築事例をご覧になりたい方は、こちらのサイトをご覧ください。 www.colored-concrete-works.com.

ランクセスについて
ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2015年の総売上は79億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に54の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp

本件に関するお問い合わせ先
ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ
TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773
lanxess.japan@lanxess.com

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