2016-03-25
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)とサウジアラビア国営石油会社のサウジアラムコ社(Saudi Aramco)が、合成ゴムの新合弁会社「ARLANXEO(仮称:アランセオ)」の経営体制を発表しました。
両社は、4名からなる経営陣を同数ずつ任命します。ランクセスからは、ジャンポール・ドゥフリースがCEO(最高経営責任者)に、ジョルジュ・ノゲイラが経営委員会メンバーに就任します。サウジアラムコ社からは、アリ・ババイダンがCFO(最高財務責任者)に、ファイェズ・アルシャレフがCPO(調達最高責任者)に就任します。さらに、サウジアラムコ社のヨハン・ゲレーゼがARLANXEOの監査役に就任します。
ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「有能で国際色に富んだ経営陣によって、両パートナー会社のそれぞれの強みが理想的な形でARLANXEOにもたらされます。このように、ARLANXEOがお客様に信頼されるパートナーとして認識され、魅力的な雇用者として評価され、さらには世界の合成ゴム市場において強力なブランドとして位置付けられるために、私たちは最適な環境を創り上げました」
サウジアラムコ社のシニアバイスプレジデント・ダウンストリーム担当であるアブドゥラフマン・アルウハイブ氏は、次のように述べています。「私たちは、この実績ある優秀な経営陣の選任に関してご報告できることを喜ばしく思っています。この経営陣がARLANXEOと世界のお客様のために尽力を惜しまず貢献することを確信しています」
ARLANXEOの本社はオランダ・マーストリヒト
2015年9月22日、ランクセスとサウジアラムコ社はグローバルのタイヤ産業、自動車部品製造、多岐にわたる他の用途に使用される合成ゴムの開発、製造、マーケティング、販売、ロジスティックに関する合弁会社設立(出資比率各50%)の合意書に調印しました。関係各国の独占禁止法規制当局から予想以上に早い承認を得たことにより、ARLANXEOは、2016年4月1日付けで設立されます。
経営陣の略歴
ジャンポール・ドゥフリース(Jan Paul de Vries)
オランダで生まれる。1984年、DSM社に入社。さまざまな管理職を経て、2008年、DSMエラストマーズビジネスユニットの責任者に就任。2011年5月、ランクセスの同事業買収により、ドゥフリースはランクセスに移り、2013年1月、ハイパフォーマンスエラストマーズビジネスユニットのグローバルビジネスの責任者となる。2016年4月1日、ARLANXEOのCEOに就任予定。
ジョルジュ・アルベルト・ノゲイラ(Jorge Alberto Nogueira)
アルゼンチンで生まれる。ブラジルのダウ・ケミカル社(米国の化学会社)においてキャリアをスタート。その後、フランスの化学会社、ローヌ・プーラン社に移り、ブラジル、中国、米国、フランスにおいて様々な職務に就く。2007年、ブラジルのエラストマーメーカー、ペトロフレックスS.A.社のCEOに就任。ランクセスのペトロフレックス社買収後、ノゲイラは、ランクセスにおいて様々な管理職を経て、2015年1月、タイヤ&スペシャリティービジネスユニットの責任者に就任。2016年4月1日、ARLANXEOの経営委員会メンバーに就任予定。
アリ・ババイダン(Ali Ba-Baidhan)
サウジアラビアで生まれる。1984年、サウジアラムコ社においてキャリアをスタート。サウジアラムコ・トータル・リファイニング・カンパニー社(SATORP)の会計監査役、アラムコ・トレーディング・カンパニー社のCFO、契約確認&コストコンプライアンス部門のマネジャーなど多岐にわたる会計および財務の責務を担う。2013年2月、サウジアラムコ社のオペレーションアカウンティング部門のマネジャーに就任。現在、アラムコ・ガルフ・オイルカンパニー社(AGOC)の取締役。2016年4月1日、ARLANXEOのCFOに就任予定。
ファイェズ・アルシャレフ(Fayez Alsharef)
SABIC社で9年間従事した後、2002年にサウジアラムコ社に入社。サウジアラムコ社にて、Sadara社設立におけるビジネスチームのりーダーなど、経営と事業開発におけるさまざま指導的役割を果たす。2014年1月1日から2015年10月までアラムコ・トレーディング・カンパニー社の化学品の営業及びマーケティングのバイスプレジデント、その後、サウジアラムコ社の全フィードストックと燃料の国内販売の責任を担う国内営業と物流部門のマネジャーに就く。2016年4月1日、ARLANXEOのCPOに就任予定。
ヨハン・ゲレーゼ(Johan Gerrese)
ブラジルで生まれる。米国テキサス州ヒューストンの個人法律事務所でキャリアをスタート。その後、米国、欧州、アジアにおいてアルカテル・ルーセント社、エンロン・インターナショナル社、デステックエナジー社(ダウ・ケミカル社の元子会社)などで上席弁護士および相談役を務める。2014年、サウジアラムコ社の顧問として入社。2016年4月1日、ARLANXEOの監査役に就任予定。
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これは、ドイツ・ケルンで3月17日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 www.press.lanxess.com
ランクセスについて:
ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2015年の総売上は79億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,200人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
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