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2015-11-06

ランクセス、2015年度第3四半期の業績を発表

2015年度通年の業績予測値を再び上方修正、さらに、新たな戦略を発表

  • 2015年度通年の業績予測値: 特別項目調整前EBITDAは8億6,000万ユーロから9億ユーロの範囲へ上方修正
  • 2015年度第3四半期の特別項目調整前EBITDA: 2億3,500万ユーロ(前年同期比12%増)、純利益: 4,100万ユーロ(前年同期比17%増)事業再構築プログラムを加速:製造ネットワークの最適化により2019年末以降、さらに年間1億5,000万ユーロのコスト節減の予定
  • 新たな戦略に着手:アドバンスト中間体、パフォーマンスケミカルズ、ハイパフォーマンスマテリアルズを将来成長の基盤とする
  • レバクーゼン拠点に6,000万ユーロの設備投資
  • CEOマティアス・ツァハトは「ランクセスは景気の変動を受けにくい、高収益で成長力に富んだ特殊化学メーカーを目指す」と表明

ドイツの特殊化学品メーカーのランクセス(LANXESS)は、2015年度第3四半期の業績を発表しました。事業再構築プログラムの予定を上回る迅速な実施と、堅調な第3四半期を受けて、ランクセスは引き続き順調な事業展開を図ることができました。それにより、ランクセスは、2015年度通年の業績予測値を再度上方修正し、特別項目調整前EBITDAは8億6,000万ユーロから9億ユーロとしました(前回予測値: 8億4,000万ユーロから8億8,000万ユーロ)。

 

 

ランクセスのCEOであるマティアス・ツァハトは、次のように述べています。「2015年度第3四半期累計(9ヶ月間)のランクセスの業績は満足のいくものでした。しかしながら、世界の経済成長は低調にとどまり、多くの新興市場が不確実な見通しとなっていることも考慮し、ランクセスは、事業再構築を再び加速しました。その結果として、業績および通年の業績予測値にすでに好影響をもたらしています」

 

 

管理部門および事業体制の効率化の効果はすでに現れています。事業再構築プログラムの第1段階の完了を受けて、当初予定より1年前倒しで2015年度末までに年間1億5,000万ユーロのコスト削減を達成する予定です。

 

また、ランクセスは、事業再構築プログラムの第2段階を加速しています。グローバル製造ネットワークの最適化により、ランクセスグループは、さらに年間1億5,000万ユーロのコスト削減を見込んでいます。このコスト削減は、今後数年かけて徐々に達成し、2019年時点で完全に達成されます(2015年ではすでに約1,000万ユーロのコスト削減を達成済み)。このコスト削減は、ランクセスの製造プラントと工程をグローバル視点で捉え分析、管理することで達成が可能となります。この製造工程管理分析は2016年まで継続して実施されます。1億5,000万ユーロの内の約1億ユーロは、製造拠点における工程改善の包括的な対策を通してもたらされると期待しています。結果として、特に、エネルギー及び原料の消費削減やメンテナンスプロセスの最適化などの効果が見込まれます。中南米およびフランスにおけるゴム製造施設での製造能力調整と効率化措置によって、最大3,000万ユーロのコスト削減、さらには、最近の発表通り、エチレン・プロピレンゴム(EPDM)とネオジウム触媒ポリブタジエンラバー(Nd-BR)の製造ネットワークの最適化によって、さらに2,000万ユーロのコスト削減を見込んでいます。

 

 

新たな戦略に着手:中規模市場での利益拡大

  

迅速な事業再構築プログラムの実施に加えて、特にサウジアラムコ社と合成ゴムの合弁会社設立の合意によって、ランクセスは、新たな戦略に着手するための基盤を確立しました。ツァハトは述べています。「主な構造的問題を解決したため、ランクセスは再び、成長に向けて専念することが可能となります。ランクセスはバランスのとれた高品質製品ポートフォリオと成長性を活用し、高収益の、景気の変動を受けにくい特殊化学品メーカーを目指します」

 

 

ランクセスは、すでに今後の成長に向けた戦略的基礎を明確にし、中規模の市場に注力していきます。ランクセスの新たな成長の基盤として、化学品中間体および添加剤、農薬、着色顔料、高性能プラスチック、そして、水処理用特殊化学品、物質保護剤、皮革用化学品産業などが含まれます。

 

 

ツァハトは述べています。「ランクセスは、これらの事業で、多様な、景気の変動を受けにくい市場においてリーディングポジションを堅持しており、さらに強化を図っていきます。これによって、ランクセスは、収益性を高め、同時に景気変動への耐性を向上させることができるのです」ランクセスは、特に、中国、北米、東南アジアが主な成長地域と見ています。

 

 

ランクセスは、最先端の製造ネットワークを拡大し、バリューチェーンの統合を推進します。この実現に向けて、2020年までに成長プロジェクトに最大4億ユーロを投資する予定です。これは、合成ゴムの合弁会社設立による出資金額の一部から充当されます。

 

 

事業再構築プログラムの一環として初の投資:レバクーゼン拠点の増強

 

ランクセスは、レバクーゼン拠点におけるサルティゴビジネスユニットの製造能力増強を決定しました。主に農薬向けの2つの製造ラインを新設するために6,000万ユーロを投資します。建設は来年半ばに着工し、製造開始は2017年末の予定です。ツァハトは述べています。「ランクセスのドイツのフェアブント(結合)拠点は、引き続き今後もランクセスの成功において重要な役割を果たします。これは、事業再構築の一環として初の投資によっても明確に示されています」

 

 

業績:2015年第3四半期は堅調

 

 

2015年度第3四半期の連結売上高は、19億5,300万ユーロとなり、前年同期比で4.3 %の微減となりました。これは、原料価格の低下に伴い製品売価の値下げをしたことが主な要因です。一方で、特別項目調整前EBITDAは、前年同期比11.9%増の2億3,500万ユーロとなりました。これは主に、米ドル高と事業再構築プログラムにおけるコスト削減によるものです。その結果、特別項目調整前EBITDAマージンは、12%(前年同期:10.3%)と増加しました。全3部門が業績向上に貢献しました。純利益は、前年同期比17.1%増の4,100万ユーロ(前年同期:3,500万ユーロ)となりました。

 

 

純金融負債は、前年同期比で微減の13億2,300万ユーロ(2014年末:13億3,600 万ユーロ)となりました。

 

 

部門別の業績

 

 

パフォーマンスポリマー部門の売上高は、前年同期比6.6%減の9億7,600万ユーロ(前年同期:10億4,500万ユーロ)となりました。依然として厳しい競争環境下にあるにも関わらず、販売量の微増、為替の有利な影響、事業再構築プログラムによるコスト削減によって、同部門の業績は前年同期比で向上しました。特別項目調整前EBITDAは、35.5%増と大幅に増加し、1億2,600万ユーロとなりました。

 

 

アドバンスト中間体部門の売上高は、前年同期比7.6%減の4 億4,000万ユーロ(前年同期:4億7,600万ユーロ)となりました。特別項目調整前EBITDAは、前年同期比1.3%増の7,600万ユーロとなりました。これは、為替の有利な影響と事業再構築プログラムによるコスト削減が主な要因でした。

 

 

パフォーマンスケミカルズ部門の売上高は、前年同期比2.9%増の5億2,400万ユーロ(前年同期:5億900万ユーロ)となりました。製品売価は殆ど変更することなく、一方で、為替の有利な影響が販売量の減少分を相殺しました。特別項目調整前EBITDAは、14.7%増と大幅増の8,600万ユーロとなりました。主な要因は、米ドル高とコスト削減によります。

 

 

 

 

 

 

 

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これは、ドイツ・ケルンで11月5日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

 

この原文(英語)は、以下のURLにてご参照下さい。 www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて:

 

ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2014年の総売上は80億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,300人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、プラスチック、合成ゴム、中間体、特殊化学品の開発、製造とマーケティングです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

 

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

 

www.lanxess.co.jp

 

 

 

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ランクセス、2015 年度第3 四半期の業績を発表

ランクセス、2015 年度第3 四半期の業績を発表 [PDF, 151 KB]