2017-07-05
2011年のアカデミーによるNPO法人設立以来、延べ143名に上るアジアの若手音楽家の育成をサポート
ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の日本法人 ランクセス株式会社(本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役社長:辻 英男)は、世界的な指揮者である小澤征爾氏が立ち上げた特定非営利活動法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀(以下、OICMA)」への支援を、本年度も継続することを発表しました。OICMAは、アジア圏の才能ある若手音楽家に弦楽四重奏を学ぶ機会を提供することを目的に、2011年に設立されたアカデミーです。両者は、2017年1月から12月までの1年間を期間とする支援契約を締結し、本年1月より支援を開始しています。
芸術・科学分野における優秀な若者の育成は、持続可能な社会の発展に重要な役割を果たしています。ランクセスは、社会的責任(CSR)活動の一環として同アカデミーを設立時より6年間継続して支援し、その活動のサポートを行ってまいりました。OICMAはこれまで、過去6年間に延べ143名に上る日本、中国、韓国など、アジアの若手音楽家の育成に取り組み、高い実績を積んでいます。このたびの支援継続により、OICMAはより安定した運営基盤のもとに活動を行うことが可能となります。
OICMAは2017年の主な活動として、24名の若手弦楽器奏者をオーディションにより選抜し、7月22日から7月28日まで長野県奥志賀で講習会を行います。また、演奏会を3公演予定しており、千秋楽のコンサートは、8月1日にトッパンホール (東京・文京区)にて開催します。
このたびの支援継続について、アカデミーの理事長である小澤征爾氏は、次のように述べています。「ランクセスの支援をありがたく感じています。ハイドンやモーツアルト、ベートーベンの時代から、弦楽四重奏というのはクラシック音楽の基本なんです。そういう意味で、この講習会は若い音楽家にとってとても良い機会になっているんです」
また、ランクセス株式会社の代表取締役社長である辻 英男は、次のように述べています。「今年度も小澤征爾氏の活動を支援できることを大変光栄に思います。若い演奏家のパワーと情熱あふれる質の高い演奏は、いつも私たち、そして観客に感動を与えてくれます」
<2017年「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」概要>
◇講習会
【日 程】 2017年7月22日(土)~7月28日(金)
【場 所】 奥志賀高原・奥志賀スポーツハイム
【指 導】 小澤征爾、原田禎夫(チェロ)、川本嘉子(ヴィオラ)、ジュリアン・ズルマン(ヴァイオリン)
◇演奏会スケジュール
講習会で課題曲として出された弦楽室内楽曲と弦楽合奏曲を、オーディションにより選ばれたアカデミー受講生(24名)が演奏します。
奥志賀高原・森の音楽堂
【日 程】 2017年7月29日(土)
長野県 山ノ内中学校
【日 程】 2017年7月30日(日)
トッパンホール (東京・文京)
【日 程】 2017年8月1日(火)
■ランクセスのCSR活動について
ランクセスは、製品ソリューションを通じてグローバルな課題に取り組んでいます。また、CSR活動の一環として、芸術・科学分野における優秀な若者の育成を通じ、持続可能な社会の発展を支援しています。日本においては、OICMAの支援活動のみならず、これまで長野県・松本市で行われる「サイトウ・キネン・フェスティバル松本(現セイジ・オザワ 松本フェスティバル)」のプログラムの1つである「青少年のためのオペラ」の単独スポンサーを2011年から3年間務めたほか、科学分野においては、毎年8月に宮城県・石巻市などで小学生向けの化学実験教室を開催し、化学の楽しさを体験してもらう活動を行っています。
■小澤国際室内楽アカデミー奥志賀について
同アカデミーは、1997年に「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」の室内楽勉強会を前身として始まりました。2005年からは、スイスにも同様のアカデミーである「Seiji Ozawa International Academy Switzerland」を設立し、ヨーロッパで学ぶ音楽学生対象の室内楽アカデミーとして成果を上げています。2011年には、アジアにも広く視野を広げ、アジアの音楽学生にも開かれたアカデミーとして、「サイトウ・キネン・フェスティバル松本」から独立し、NPO法人「小澤国際室内楽アカデミー奥志賀」として設立されました。
OICMAに関する詳しい情報は、公式ウェブサイトをご覧ください。
www.ozawa-academy.com
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ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 19,200人、世界中に75の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。
ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。
www.lanxess.co.jp
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lanxess.japan@lanxess.com
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(2017-J00006J)