ランクセス、主にドイツ国内の拠点を対象に1億ユーロを投資

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス（LANXESS）は、引き続き成長戦略を継続します。ランクセスのアドバンスト工業化学品ビジネスユニットは、種々の中間原料となる化学製品の製造施設を拡大する計画で、今後3年間に約1億ユーロを投資します。対象となるのは、ドイツ国内ノルトライン・ヴェストファーレン州のレバクーゼンおよびクレフェルト・ユルディンゲンの2拠点（それぞれ約4,000万ユーロの投資を予定）に加え、ブルンスビュッテル拠点（シュレスウィヒ‐ホルシュタイン州）およびアントワープ拠点（ベルギー）を予定しています。この投資プロジェクトは2020年に完了する予定です。

 

ランクセスの経営委員会メンバーであるフーバト・フィンクは、次のように述べています。「有機的成長は、『新ランクセス』を前進させる重要な要素です。この投資プロジェクトにより、お客様とお客様が携わる分野の大きな発展が見込めます。新たに計画されている製造能力の拡大は、既にお客様からの注文により裏付けられています。同時に、特にノルトライン・ヴェストファーレン州内の拠点を中心に、拠点の強化も図ります」

 

クレフェルト・ユルディンゲン拠点では、トリメチロールプロパン、ヘキサンジオールおよびメントールのグローバル市場における需要増加に応えるため、製造施設を拡大します。例えば、トリメチロールプロパンとヘキサンジオールは自動車、家具および建築業界などの製品に欠かせません。合成メントールは多くの芳香製品や医薬品の重要な成分です。ランクセスは数年前から、これら製品の製造能力の拡大を徐々に進めてきましたが、ここで新たな拡大計画に着手し、来年には建設工事を開始する予定です。

 

レバクーゼン拠点では、今年中に特殊アミンの製造能力拡大を開始する予定です。特殊アミンは主に加工処理の中間体として使用されており、最終的には自動車分野へ使用されます。

 

ブルンスビュッテル拠点においては、今年中にMEA工場の大幅な製造能力拡大に最大で1,500万ユーロを投資します。MEAは2-メチル-6-エチルアニリンの略語で、主に作物保護除草剤原体の前駆体として使用されています。

 

ベルギー、アントワープ近郊のカロ拠点では、ゴム薬品の製造能力拡大のため、数百万ユーロを投じます。

 

芳香族化合物ネットワークの特長

アドバンスト工業化学品ビジネスユニットは、約2,100名の従業員を有し、高品質な工業化学品の製造で世界をリードしています。ベンゼン、トルエンを出発原料とする芳香族化合物は工業化学品の中でも重要な役割を担っています。芳香族化合物ネットワークはランクセスのベンゼン、トルエン誘導体製品製造の核であり、この種の製造では世界最大規模を誇ります。

 

ランクセスの高品質の化学製品は、中間原料として主に農薬、樹脂、塗料、コーティング剤および顔料の製造に使用されています。さらに重要な用途として、化粧品、香味料、香料、燃料添加剤、潤滑剤、タイヤ、テクニカルラバー製品および建築用化学製品などが挙げられます。

 

アドバンスト工業化学品ビジネスユニットは、ランクセスのアドバンスト中間体部門（2016 年度売上高：約17 億4,000万ユーロ）に属しています。

 

 

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これは、ドイツ・ケルンで3月16日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。

この原文（英語）は、以下のURLにてご参照下さい。 http://www.press.lanxess.com

 

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,700人、世界中に54の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO（アランセオ）を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス（DJSI World）および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

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TEL : 03-5293-8005　FAX : 03-5219-9773

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