ランクセスのラインケミーアディティブスビジネスユニット 工業用潤滑油添加剤ビジネスを拡大

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス（LANXESS） は、ドイツ・マンハイムおよびベルギー・アントワープ近郊カロの2拠点において、淡色硫黄化合物製品の製造能力増強を図りました。これは、高度に専門化した工業用潤滑油添加剤の市場において、すでに強固なポジションを確立しているラインケミーアディティブス（ADD）ビジネスユニットをさらに強化するものです。淡色硫黄化合物製品は、高圧下において金属表面間の優れた潤滑性を確保する高性能金属加工油とギア油の処方において添加剤として使用されています。ADDビジネスユニットの潤滑油添加剤ビジネスラインの責任者であるマーティン・ゼーヴェは、次のように述べています。「ランクセスは、淡色硫黄化合物製品の製造能力の大きさで、世界トップ3のサプライヤーに位置していますが、将来的には、首位を目指しています。このたび、ランクセスは、マンハイム拠点において淡色硫黄化合物製品の製造プラントの能力を約20%増加しました」 総額150万ユーロを投じたこのプロジェクトは2015年後半に完了しました。カロ拠点での製造能力は、プロセス最適化によってマンハイム拠点に相当する量を増強しました。また、マンハイム拠点のプラントは、将来、製造能力拡大を可能にするよう設計されています。「このように、ランクセスは製造能力の増強が必要となった場合の準備を整えています」と、ゼーヴェは述べています。ランクセスは、硫黄化合物製品の製造において50年以上の実績を有しています。今回の増強は、世界的に着実な需要増となっているこれらの製品への対応となります。継続的に近代化を図っているランクセスのプラントは数十年間にわたって高レベルの安全性を実現しています。これらの製品は、合成において非常に高いレベルの安全性が求められているため、ランクセスのこの実績は非常に重要なものとなります。「近々、ドイツ連邦排出規制法のセベソIII指令（No. 2012/18/EU）の強化が施行されますが、この高い安全性ゆえ、私どもランクセスでは特に問題となりません。これはお客様に、より高い供給の信頼性を提供することになります」と、ゼーヴェは述べています。

これは、ドイツ・ケルンで5月24日に発表されたリリースをもとに、ランクセス株式会社が発表したものです。
この原文（英語）は、以下のURLにてご参照下さい。
http://www.press.lanxess.com

ランクセスについて
ランクセスは、世界29カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2015年の総売上は79億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 16,600人、世界中に52の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO（仮称：アランセオ）を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス」のワールド・インデックス（DJSI World）および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。www.lanxess.co.jp

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