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2017-06-29

デング熱やジカウイルスなどの感染症予防を目的に、サルティゴが提供する虫よけ剤向け活性成分「サルチジン」(イカリジン)の需要が拡大

大日本除虫菊株式会社(KINCHO)およびフマキラーの虫よけ剤新製品へ採用、虫よけ剤への旺盛な需要に対応

本格的な夏の到来を前に気温が徐々に上昇するこの季節は、害虫による活動も活発化してきます。世界保健機関(WHO)の2016年の発表1によると、世界では蚊などの節足動物を媒介した感染症による死亡者数は、年間100万人に上り、全ての感染症の17%にあたることが報告されています。その一方で、これらの感染症の多くは、予防措置を講ずることによって、予防が可能なことも報告されています。日本においても、国立感染症研究所が今年4月にジカウイルス感染症を含む「デング熱・チクングニア熱等蚊媒介による感染症の対応・対策の手引き」2を更新するとともに、厚生労働省は地方公共団体などに感染症予防への対策を呼び掛けています。

 

ドイツの特殊化学品メーカー、ランクセス(LANXESS)の完全出資子会社で、受託製造会社のサルティゴは、虫よけ剤の調合に使用される活性成分イカリジンを「サルチジン®Saltidin®」ブランドの下で製造・販売しており、世界各国の多くのメーカーで虫よけ剤の調合に使用されています。1998年よりEU圏内で、2000年には米国内での販売を開始し、日本においては、20152月に厚生労働省よりイカリジンを有効成分とする虫よけ剤の認可が下りたことにより、国内での販売を開始しました。2016年には大日本除虫菊株式会社(KINCHO、本社:大阪府大阪市)およびフマキラー株式会社(本社:東京都千代田区)に採用され、国内で販売される虫よけ剤への出荷を開始しました。イカリジンを有効成分とする虫よけ剤は、国内の感染症予防などへの旺盛な需要に応えるとともに、今年度発売の新製品にも採用され、出荷を順調に伸ばしています。

 

日本では、感染症予防の有効な方法の一つとして、虫よけ剤の使用が推奨されています。虫よけ剤は、蚊の他にも、アブ、ブヨ、マダニなどの吸血性節足動物等の吸血を防止する効果もあります。現在、イカリジンを有効成分とする虫よけ剤が日本国内で数多く販売され、さらに2016年に、高濃度製剤(イカリジンは15%まで)が承認されたことにより、より長持ちする虫よけ剤の利用が可能となりました。

 

サルティゴビジネスユニットの日本統括マネジャーである木村時也は、「『サルチジン』は、人間の皮膚との互換性が優れているだけでなく、殺虫剤ではないので人体にも十分な安全性を有する化合物です。この特徴により、『サルチジン』含有の虫よけ剤は、妊婦や乳幼児にも使用することができるのです」と、述べています。

 

「サルチジン」は幅広い予防に適用

この活性成分は1990年代に開発され、2000年には米国環境保護庁(EPA)により、虫よけ成分の1つとして登録されています。害虫のにおい受容器に作用することにより、虫が人を献血者と認識する能力を無効にします。製剤にも寄りますが、最長で14時間の効果を持続することができます。また、授乳中の妊婦や2歳未満の乳幼児にも使用が可能であるため、家族中で使用が可能です。 活性成分のイカリジンは、世界保健機構(WHO)により、マラリア、デング熱、ジカウイルス、チクングンヤ熱ウイルスを運んでいる蚊からの保護への使用が推薦されています。

 

化学的には1-1-メチルプロポキシカルボニル)-2-2-ヒドロキシエチル)ピペリジン、あるいは、略してイカリジンです。無臭で、皮膚への刺激、過敏性、べたつきがないことが特徴です。この活性成分は、幅広い虫よけ剤の調合に適しており、様々な方法で皮膚につけることができます。透明でアルコールや水に溶けやすく、微生物学的に安定しています。さらには、非腐食性を備え、多数のプラスチックと適応性があります。総合的なラボおよび実地試験によって、蚊、ハエ、ダニ、ブヨ、アブ、アリなど吸血性昆虫やゴキブリなどに対して幅広い効果が証明されています。

 

活性成分イカリジンの需要は、ジカウイルス感染症の予防を目的に、2016年年初より世界的に急速に増加し、ランクセスは生産体制を整え、需要拡大に対応しています。

 

サルティゴの虫よけ剤に関する詳細は、下記のURLをご覧下さい。

www.saltidin.com.

 


1 世界保健機関(WHO

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs387/en/

 

2 厚生労働省

2017428日掲載 国立感染症研究所「デング熱・チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き 地方公共団体向け」(ガイドライン)

http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000163945.pdf

 

 

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サルティゴについて

サルティゴは、本社をドイツ・レバクーゼンに構え、レバクーゼンとドルマーゲンに製造拠点を置く受託製造の専門会社で、全世界に約1,200人の従業員を擁しています。特殊化学品メーカー、 ランクセスの完全出資子会社で、アドバンスト中間体部門(2016年度売上高: 174,200万ユーロ)に属し ています。農薬分野、医薬品分野など様々なライフサイエンス業界において、完全オーダーメイド のソリューションを顧客に提供しています。サルティゴについての詳細は、同社URLにてご確認下さい。www.saltigo.com(英語)

 

ランクセスについて

ランクセスは、世界25カ国で事業を展開する大手特殊化学品メーカーです。2016年の総売上は77億ユーロにのぼり、全世界の従業員数は約 19,200、世界中に75の拠点を展開しています。主な事業は、中間体、特殊化学品、プラスチックの開発、製造とマーケティングです。また、ランクセスは、サウジアラムコ社との合弁会社ARLANXEO(アランセオ)を通して、合成ゴムを提供するリーディングサプライヤーです。ランクセスは、持続可能性に優れた企業を選定する「ダウジョーンズサステナビリティインデックス」のワールド・インデックス(DJSI World)および「FTSE4Good」の構成銘柄です。

ランクセスについての詳細は同社URLにてご確認下さい。

www.lanxess.co.jp

 

本件に関するお問い合わせ先

ランクセス株式会社 コーポレートコミュニケーションズ

TEL : 03-5293-8005 FAX : 03-5219-9773

lanxess.japan@lanxess.com

 

免責について (Forward-Looking Statements)

本プレスリリースには、ランクセスの予測、見解、期待、そして第三者からの引用を含む、予測・予定事項の記述がございます。様々な既知あるいは予測不能なリスク、不確定要素、またその他の要因により、実際に発生する結果、財務状態、発展及び業績が、本資料に記載の予測・予定事項と大幅に異なる可能性があります。本資料に示される将来予測に関する意見の正確性や進展が実際に起こりえるかどうかに関しても責任を負うものではありません。ここに示されたいかなる情報、予測、推定、目標、意見に関して、明示的あるいは黙示的な表明や保証を行うものではありません。そのため、これらの記述につきまして、本資料の記載事項に全面的に依存されることは控えて頂きますようお願いします。本資料に示したいかなる脱漏、誤った記述に関しても責任を負いかねます。また、この資料を使用することによる直接的あるいは間接的に生じる事項に関して、ランクセスとその関連会社、役員、責任者、従業員は一切の責任を負いかねますので、併せてご了承いただきますようお願い申し上げます。

 

(2017-J00005J)