ドイツフェスティバル２０１１

10月23日（日）、ドイツ文化センターが、在日ドイツ大使館と共催した「ドイツフェスティバル―絆をつなごう　ドイツと日本」は多大なる成功を収めました。1860 年秋に、プロイセンの東方アジア遠征団が現在の東京である江戸に到着、その3カ月後、1861年1月24日に日本とドイツは修好・通商・航海条約を結びました。150周年を迎える今年、長年にわたる絆と友好を祝福するため、有栖川宮記念公園とドイツ大使館で記念イベントを実施いたしました。

皇太子徳仁親王殿下、クリスティアン・ヴルフ  ドイツ連邦共和国大統領、そしてライムント・ヴェルデマン　ドイツ文化センター東京所長といった方々にも日独交流150周年記念イベントにご参加いただき、両国間の強固な外交関係が示されました。この長年にわたる友好を祝福するためランクセスはまず2011年8月に、総勢6,300人の学生を招待し開催された「サイトウ・キネンフェスティバル−青少年のためのオペラ」を後援しました。また11月に開催されたドイツフェスティバルでは、ドイツの食べ物や飲み物を楽しめるだけでなく、ドイツのロック・ミュージック、ダンス、アートの紹介も行なわれました。

フェイスペインティングや風車作りといったお子様向けプログラムや、全国オーディオ・ビデオコンテストHertz and Pixel賞の授賞式も行なわれ、歴史的側面だけでなく、あらゆる年齢層が楽しめるファミリーイベントとなりました。この特別なイベントに際しドイツ大使館が一般に公開されました。フェスティバルの充実したプログラムの中でも、最も注目されたイベントは、ランクセスの後援により来日が実現した「日独ヤング・ユーロ・クラシック・ アンサンブル」です。オーボエ奏者クララ・グエッチェンは今回の来日コンサートに関して以下のようにコメントしています。「今回が初来日です。大都市、自然、そして人々の親切なもてなしがとても印象的でした。来日できてとてもうれしいです。」

ライムント・ヴェルデマン　ドイツ文化センター東京所長は次のように述べています。「ランクセスの『ヤング・ユーロ・クラシック』は、実際、フェスティバルのハイライトの1つでした。コンサートそのものが、ドイツと日本の文化交流のすばらしい実例となりました。ランクセスは、両国で若い学生のための文化的活動に実に大きな貢献をしています。」赤と黒の風船で埋め尽くされたランクセスの展示ブースは、リラックスした雰囲気に包まれていました。簡単な化学実験を楽しむ元気のいい子どもたちの顔がみられました。

今年は「世界化学年」でもあるため、ランクセスは子供たちが簡単な化学実験を体験できる小さな「研究所」を設置しました。フェスティバルの収益の相当額は、東北地方の方々に寄付されます。さらに、ランクセスはいわき市の方々に独自の支援を行ないます。フェスティバル終了後、「日独ヤング・ユーロ・クラシック・ アンサンブル」は、いわき市に向かい、3月11日の大地震および津波の被災者のための演奏会を行ないました。ランクセス株式会社 代表取締役社長であるペーター・ワインマールは、次のように述べています。

「ランクセスが事業展開するあらゆる地域において、私達は地元のコミュニティを継続して支援してきました。いわき市での「日独ヤング・ユーロ・クラシック・ アンサンブル」ツアーを支援することは、ランクセスの日本への深い関与の表れです。支援を提供するため、そして私たちがいわき市の皆様とともにあるということを知っていただくために、ランクセスは「日独ヤング・ユーロ・クラシック・ アンサンブル」の音楽家たちとともに、いわき市へ向かいたいと思っています。」